出版社内容情報
農業は儲からない、軌道に乗るまでの時間もながく、借金もしなければならない。
そんな農業に対するマイナスイメージを払拭する「多品目少量栽培」で成功できる方法を紹介。
夫婦2人(あるいは単身者+少しのパート)で年商1000万円かせぐ栽培・経営方法を教える。
50?100aの圃場にどのような品種をどう作付するか作付カレンダーとともに、出荷形態も含めて具体的な方法を紹介する。
直売所でヒットとなるような商品構成、デパートやレストランに求められるスタイル、上手な折衝など、農家が苦手な営業方法も具体的に伝える。
目次
1章 多品目栽培の魅力
2章 コスモファームの取り組み
3章 成功する多品目栽培の基本
4章 栽培の基本
5章 多品目で取り組む6次化産業
6章 自分で売る・販路の確保
7章 これからの農業
著者等紹介
中村敏樹[ナカムラトシキ]
1956年生まれ。長野県上田市出身。香川大学農学部園芸学科卒業後、農業指導員を経て農業コンサルタント・農業プロデューサーとなる。日本野菜ソムリエ講師、都市農山漁村交流活性化機構アドバイザー等。コンサルタント業務のかたわら、トマト・オクラなど野菜栽培・出荷を行う。2009年より(有)コスモファームにて多品目少量栽培に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さきん
23
親子2代で多品目少量栽培に挑む。農業自体には何回も挑戦しては上手くいっていなかったが、耕作技術の高い息子が就農してからは、著者の料理に対する深い造詣とマッチして、生産から消費までをスムーズにつなぎ始めている。どの内容も参考になる。少人数であまり経費をかけずに農業を始めるなら少量多品目こそ適していると思った。2018/01/14
マグロのお刺身
3
何か読みたくなって再読。 多品目少量栽培とは種類は多く一つごとの野菜は少なくと言う野菜の作り方である。 著者さんは本当に様々な品種を作っておられていて一口にナスと言っても、クララ、リスターダデガンディア、ヒスイナス・・・大根と言っても、黒丸大根、黒長大根、聖護院大根と言うふうに沢山の品種を栽培しているのが著者さんの農業である。 農業の6次産業化は、生産×加工×流通・販売。 料理で127pのスコップコロッケ旨そう🍴2023/04/14
マグロのお刺身
3
農業をするなら買いたい本その2 売り先の考え方も参考になるし 画像や図がありわかりやすい2022/03/08
農&iot
2
通常100グラムで収穫するが、放置し、500グラムで収穫ピクルス加工で付加価値最大にする点。きれいなパッケージなど魅せるやさい。自前のホームページ運用など100万規模になってしまう点。2018/01/09
もち
1
農業をしてみたいけど、どうしたらいいか分からない方にぜひ手に取ってほしい本です。栽培技術というよりも、多品目少量栽培でどのように経営するかということに特化した内容だと思います。なじみのない変わった品種を栽培し、それを消費者にプレゼンするまでの流れが勉強になり、売り場づくりやラベルデザインなどを参考にしたいと思いました。2024/03/09