出版社内容情報
日本恐竜研究史上最高と呼ばれる化石発見の全貌を多数の写真と関係者の証言でひも解く。恐竜の進化の謎解明にもつながる恐竜発掘記。「全身がある!」
そして日本の恐竜研究の可能性が大きく広がった?
「全身がある」を合い言葉に進められた北海道・穂別の発掘プロジェクト。
この化石発見が、実は白亜紀末期の恐竜進化の謎解明につながっていた。
日本古生物史上最高と呼ばれる、状態のいい全身骨格(ザ・パーフェクト)発見の全貌を、関係者の証言でひも解くサインエス・ノンフィクション。
実際に今もこのプロジェクトを指揮している北海道大学総合博物館、小林快次准教授を筆頭に、プロジェクトで活躍した穂別博物館の研究者2名含め、コアな関係者3名が監修。
日本の恐竜研究界を賑わしたビッグニュースを理解するに十二分な情報がつまった決定版。
土屋 健[ツチヤ ケン]
土屋 健:サイエンスライター。オフィス ジオパレオント代表。金沢大学大学院自然科学研究科博士前期課程終了。修士(理学)。著作に『デボン紀の生物』『石炭紀・ペルム紀の生物』『白亜紀の生物 上巻』『白亜紀の生物 下巻』(技術評論社)、『ティラノサウルスはすごい』(文藝春秋)など。
小林 快次[コバヤシ ヨシツグ]
小林 快次:北海道大学総合博物館准教授。2016年 日本古生物学会学術賞受賞。2015年9月にNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で取り上げれられ、今最も注目されている恐竜研究者。海外でも世界をリードする古生物学者の1人と称される。現在北海道穂別むかわ町で進んでいる恐竜の全身骨格発掘を陣頭指揮している。著者監修本に『そして恐竜は鳥になった』(弊社)『ティラノサウルスはすごい』『大人のための恐竜学』(文春)など。
櫻井 和彦[サクライ カズヒコ]
西村 智弘[ニシムラ トモヒロ]
内容説明
そこには尻尾から頭でつながった状態で残されていた。日本初の恐竜全身骨格発掘記。
目次
第1部 むかわ町穂別(ワニの化石だと思っていた―堀田良幸;北海道フィールド ほか)
第2部 恐竜化石(恐竜とは何か;日本の恐竜たち ほか)
第3部 発掘(化石を発掘するとは;北海道として例がない―櫻井和彦その2 ほか)
第4部 ハドロサウルス類(白亜紀後期という時代;穂別の恐竜の“正体” ほか)
第5部 これから(むかわ町のこれから―竹中喜之;恐竜化石のこれから―小林快次その4 ほか)
著者等紹介
土屋健[ツチヤケン]
オフィスジオパレオント代表。サイエンスライター。埼玉県生まれ。金沢大学大学院自然科学研究科で修士号を取得(専門は地質学、古生物学)。その後、科学雑誌『Newton』の記者編集者を経て独立し、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
たまきら
ふ~@豆板醤
きゅうり
イノ
-
- 和書
- 日影丈吉全集 〈別巻〉
-
- 和書
- 邪馬台国、誕生 〈下巻〉