自然のだまし絵 昆虫の擬態―進化が生んだ驚異の姿

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自然のだまし絵 昆虫の擬態―進化が生んだ驚異の姿

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  • サイズ B5判/ページ数 151p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784416615959
  • NDC分類 486.1
  • Cコード C0045

出版社内容情報

昆虫の擬態写真では、第一人者である海野和男の12年ぶりの新作。「昆虫の擬態」の決定版といえる写真集。

1993年に写真集『昆虫の擬態』を出してから12年。そして海野氏が擬態写真を撮るようになってから45年になった。今回の写真集は、海野氏自ら「私の決定版と言えるものにしたい」という意気込みから生まれた新版の擬態の写真集。掲載写真は、400点を超えるものとなっているが、図鑑とは違い、見開きで展開する写真も多く、これまでにない見応えのある写真集となっている。巻末では、擬態に関する解説と掲載写真のここの解説が記載されている。

【著者紹介】
海野 和男:1947年生まれ。昆虫を中心とする自然写真家。東京農工大学の日高敏隆研究室で昆虫行動学を学ぶ。大学時代に撮影した「スジグロシロチョウの交尾拒否行動」の写真が雑誌に掲載され、それを契機にフリーの写真家の道を歩む。

目次

Camouflage 植物になりたかった虫たち(さまざまな葉っぱ;葉は平たい;平たくなりたい ほか)
Warning Coloration&Mimicry 派手な色や模様は危険信号(嘘の蛇?;偽の頭;ハチに似たガ ほか)
Frightening Display 隠された色と模様(目玉の効用;隠して見せる;隠された色や模様 ほか)

著者等紹介

海野和男[ウンノカズオ]
1947年、東京で生まれる。昆虫を中心とする自然写真家。東京農工大学の日高敏隆研究室で昆虫行動学を学ぶ。大学時代に撮影した「スジグロシロチョウの交尾拒否行動」の写真が雑誌に掲載され、それを契機にフリーの写真家の道に進む。アジアやアメリカの熱帯雨林地域で昆虫の擬態を長年撮影。1990年から長野県小諸市にアトリエを構え、身近な自然を記録する。1999年2月よりデジタルカメラで撮影した写真にコメントを付けて毎日更新する「小諸日記」を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MOKIZAN

27
こういう擬態って、きっかけは何なのか、どうやって進化の具合を判断して、どうやって今の頃合いで留まるように抑えたのか、そもそも人間と同じように見えているのか、3Dモドキの羽なんて特に。等々思うんですが、寝られなくなるので考え込むのはやめておきます。万物創造の神様は無尽蔵ですね。2017/07/02

大島ちかり

16
これはびっくり。昆虫にもびっくりだけど、撮った人の方がびっくりかな。2016/06/16

ねね

15
見事な擬態写真ばかりでした!!昆虫は大の苦手なのですが、擬態する生き物の写真は凄いから昔から大好きです。本からは出てこないからね!!wしかし、この見事な擬態した生き物が、ちょっと触った葉っぱや木の表面に居たら…と思うと、ぎええええって寒気がぞわぞわしてくるのです(笑)蝶の羽が、乾燥して巻き上がった葉っぱそっくりだったり、花のつぼみが密集してるように見える芋虫だったり…どうしてこんなふうに見事な進化を遂げたのか、知りたい。やっぱそう「見える」ようになるには、何か原因があると思うのだけどなあ。2015/05/18

遠い日

14
海野さんの擬態写真45年の集大成とも呼べる写真集。それはそれはすばらしい写真集だ。擬態の完璧さ、美しさ、不思議さに魅せられる。生き抜くための進化と本能。虫たちには必然であり、そしてその効果を知っているとしか思えないような姿だ。何度も何度も見返しては、感嘆のため息。2015/08/07

やま

11
自然のふしぎ、進化の神秘が詰まった1冊です。昆虫たちがどのようにして、身近な植物や昆虫、ましてや糞に姿をにせていったのか謎は深まるばかりです。海野さんが、若いうちから長年追い求めたからこそ我々がこの不思議を目にすることができるのですね。頭の下がる思いです。自然界にはまだまだ不思議がいっぱいです。2015/07/04

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