出版社内容情報
約4億年前から姿を変えていないシーラカンス。陸上動物は海からどのように進化したのか、そのカギを握る生きた化石の謎に迫る!
魚の図鑑などでも“生きた化石”として紹介されているシーラカンスですが、「名前は知っているけど、どんな生き物かは知らない」という人が多くいます。
シーラカンスは、約4億年前からその姿をほとんど変えておらず、四足動物の足に似た構造の特別なヒレを持っているため、魚から陸上動物への進化の謎を解くための重要なカギを握っていると注目されています。
最近では、CTスキャンでの撮影やDNAのゲノム解析による研究なども行われ、その謎が明らかにされつつあります。
本書は、生態や体のしくみについての新しい知見や最新の研究成果を紹介して、シーラカンスがまるごとわかる内容になっています。
著者は、インドネシアシーラカンスの生体撮影や世界で初めて稚魚の撮影に成功したアクアマリンふくしまのメンバーで、現地調査や撮影秘話なども紹介しています。
第1章 シーラカンスはどんな生き物?
第2章 不思議な体のヒミツ
第3章 進化の謎
第4章 シーラカンスを探せ!
第5章 シーラカンス研究はどこに向かう?
<コラム>化石が大陸移動を証明する!/はじめての解剖はフランスで/ほかにもいる生きた化石/調査中に出会った面白い生き物/ゴミを食べたシーラカンス/大震災の停電で失った命が教えてくれたこと
【著者紹介】
安部義孝:アクアマリンふくしま館長。1940年生まれ。東京水産大学増殖科卒業。上野動物園水族館に勤務し、クウエート国科学研究所、上野動物園水族館復職、多摩動物公園を経て、葛西臨海水族園の設立に携わり、1993年同水族園長となる。その後、上野動物園、多摩動物公園飼育課長、上野動物園長を歴任し、2000年アクアマリンふくしま開館時に館長となる。
目次
1章 シーラカンスはどんな生き物?
2章 不思議な体のヒミツ
3章 進化の謎
4章 シーラカンスを探せ!
5章 シーラカンス研究はどこに向かう?
著者等紹介
安部義孝[アベヨシタカ]
アクアマリンふくしま館長。1940年生まれ。東京水産大学増殖科卒業。上野動物園水族館に勤務し、クウェート国科学研究所、上野動物園水族館復職、多摩動物公園を経て、葛西臨海水族園の設立に携わり、1993年同水族園長となる。その後、上野動物園、多摩動物公園飼育課長、上野動物園長を歴任し、2000年アクアマリンふくしま開館時に館長となる
岩田雅光[イワタマサミツ]
アクアマリンふくしまシーラカンス研究所グループリーダー。1966年生まれ。北海道大学水産学部水産増殖学科卒業。日本で最初にシーラカンスの標本を展示した、よみうりランド海水水族館に勤務し、その後、福島県に移りアクアマリンふくしまの設立準備に参加する。2000年アクアマリンふくしま開館時よりグリーンアイプロジェクトのメンバーとしてシーラカンス調査研究に携わる。シーラカンス生息地調査ではROVオペレーター兼計画調整役として参加する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鯖
たらお
クサバナリスト
新平
takao