出版社内容情報
こどもの感性と表現力を養う「俳句」。こどもと俳句を楽しみたい保護者や先生のための、のびのび学べるわかりやすい俳句入門書。
本書は、こどもと一緒に俳句作りを楽しみたい、こどもに俳句を教えたい、そんな保護者や先生のための、やさしい俳句の入門書です。
2011年度から実施された新学習指導要領で、小学校の授業に「俳句」が加わり、これをきっかけに俳句に親しむこどもが増えています。
俳句には、ものを見る・気づく力や柔軟な感性を養い、言葉のリズム感を育てる力があると金子先生は言います。
対象をよく見て感じることで、いろいろなものに気付くようになり、愛情が湧いてきます。それは、すべての物事を大事にすることにつながってきます。俳句には、そんな可能性があるのです。
また、大人はこどもの俳句を通じて、子供が何を感じ、考えているかを理解することができます。
俳句が詠めるようになるだけではなく、表現力や心も育てる、それがこの本のめざしているものです。
俳句の基本のほか、言葉遊びや俳句の素材、季語探しなど、音や季節感に触れながら、無理なくのびのびと、楽しみながら俳句づくりができるよう構成を工夫しました。名句の鑑賞や句会の開き方、金子先生のこども時代の話やQ&Aも掲載し、俳句の知識のない大人でも、こどもとともに俳句に親しんでいける内容になっています。
俳句づくりは一生の楽しみ。ぜひ、こどもと一緒に、俳句を詠み、味わってください。
これから俳句を作ってみたい大人にもおすすめの1冊です。
1章 なぜ俳句を学ぶのか~俳句が子どもに自信をもたらす
2章 名句を鑑賞しよう~俳句の歴史/松尾芭蕉・与謝蕪村・小林一茶・正岡子規・季節の俳句
3章 俳句の基礎を知ろう~約束事・五七五のリズム・季語・切れ字・何を詠むか・技法・推敲
4章 言葉あそびを楽しもう~一行詩・連想ゲーム・言い換えゲーム・虫食い俳句・「切れ」をさがす
5章 季語を探してみよう~春・夏・秋・冬・新年
6章 俳句作りを実践しよう~句作・句会の開き方・評価・投句・句集をつくる
7章 俳句指導のQ&A
【著者紹介】
1919年、埼玉県生まれ。俳人、加藤楸邨に師事する。東京大学経済学部卒業後、日本銀行に勤務しながら、前衛俳句の騎手として戦後の俳壇をけん引。第一句集『少年』で現代俳句協会賞を受賞。その他、詩歌文学館賞、蛇笏賞、日本芸術院賞、毎日芸術賞、紫綬褒章などを受章、文化功労者に選出される。現在、俳句結社「海程」主宰、日本芸術院会員、現代俳句協会名誉会長、朝日俳壇選者。著書に『金子兜太集』(全4巻、筑摩書房)、『漂泊の俳人たち』(日本放送出版協会)、『俳句の作り方が面白いほどわかる本』(中経出版)、『米寿快談 俳句・短歌・いのち』(鶴見和子との共著、藤原書店)、監修に『365日で味わう 美しい日本の季語』『365日で味わう 美しい季語の花』(誠文堂新光社)などがある。
内容説明
気づく力を伸ばす/言葉を大事に扱うようになる/子どもに自信をもたらす。俳句は子どもの生きる力を育みます。子ども大人が一緒になって、のびのびと俳句に親しむための入門書。
目次
第1章 なぜ俳句を学ぶのか
第2章 名句を鑑賞しよう
第3章 俳句の基礎を知ろう
第4章 言葉あそびを楽しもう
第5章 季語を探してみよう
第6章 俳句作りを実践しよう
第7章 俳句指導のQ&A
著者等紹介
金子兜太[カネコトウタ]
1919年、埼玉県生まれ。俳人、加藤楸邨に師事する。東京大学経済学部卒業後、日本銀行に勤務しながら、前衛俳句の旗手として戦後の俳壇を牽引。第一句集『少年』で現代俳句協会賞を受賞。その他、詩歌文学館賞、蛇笏賞、日本芸術院賞、毎日芸術賞、紫綬褒章などを受け、文化功労者に選出される。現在、俳句結社「海程」主宰、日本芸術院会員、現代俳句協会名誉会長、朝日俳壇選者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てくてく
iku
もだんたいむす
peace land
いよの缶詰め