子どもと楽しむ俳句教室―豊かな感性と国語力を育てる

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子どもと楽しむ俳句教室―豊かな感性と国語力を育てる

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  • サイズ A5判/ページ数 207p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784416614440
  • NDC分類 911.307
  • Cコード C0095

出版社内容情報

こどもの感性と表現力を養う「俳句」。こどもと俳句を楽しみたい保護者や先生のための、のびのび学べるわかりやすい俳句入門書。

本書は、こどもと一緒に俳句作りを楽しみたい、こどもに俳句を教えたい、そんな保護者や先生のための、やさしい俳句の入門書です。

2011年度から実施された新学習指導要領で、小学校の授業に「俳句」が加わり、これをきっかけに俳句に親しむこどもが増えています。
俳句には、ものを見る・気づく力や柔軟な感性を養い、言葉のリズム感を育てる力があると金子先生は言います。
対象をよく見て感じることで、いろいろなものに気付くようになり、愛情が湧いてきます。それは、すべての物事を大事にすることにつながってきます。俳句には、そんな可能性があるのです。
また、大人はこどもの俳句を通じて、子供が何を感じ、考えているかを理解することができます。

俳句が詠めるようになるだけではなく、表現力や心も育てる、それがこの本のめざしているものです。
俳句の基本のほか、言葉遊びや俳句の素材、季語探しなど、音や季節感に触れながら、無理なくのびのびと、楽しみながら俳句づくりができるよう構成を工夫しました。名句の鑑賞や句会の開き方、金子先生のこども時代の話やQ&Aも掲載し、俳句の知識のない大人でも、こどもとともに俳句に親しんでいける内容になっています。

俳句づくりは一生の楽しみ。ぜひ、こどもと一緒に、俳句を詠み、味わってください。
これから俳句を作ってみたい大人にもおすすめの1冊です。

1章 なぜ俳句を学ぶのか~俳句が子どもに自信をもたらす
2章 名句を鑑賞しよう~俳句の歴史/松尾芭蕉・与謝蕪村・小林一茶・正岡子規・季節の俳句
3章 俳句の基礎を知ろう~約束事・五七五のリズム・季語・切れ字・何を詠むか・技法・推敲
4章 言葉あそびを楽しもう~一行詩・連想ゲーム・言い換えゲーム・虫食い俳句・「切れ」をさがす
5章 季語を探してみよう~春・夏・秋・冬・新年
6章 俳句作りを実践しよう~句作・句会の開き方・評価・投句・句集をつくる
7章 俳句指導のQ&A

【著者紹介】
1919年、埼玉県生まれ。俳人、加藤楸邨に師事する。東京大学経済学部卒業後、日本銀行に勤務しながら、前衛俳句の騎手として戦後の俳壇をけん引。第一句集『少年』で現代俳句協会賞を受賞。その他、詩歌文学館賞、蛇笏賞、日本芸術院賞、毎日芸術賞、紫綬褒章などを受章、文化功労者に選出される。現在、俳句結社「海程」主宰、日本芸術院会員、現代俳句協会名誉会長、朝日俳壇選者。著書に『金子兜太集』(全4巻、筑摩書房)、『漂泊の俳人たち』(日本放送出版協会)、『俳句の作り方が面白いほどわかる本』(中経出版)、『米寿快談 俳句・短歌・いのち』(鶴見和子との共著、藤原書店)、監修に『365日で味わう 美しい日本の季語』『365日で味わう 美しい季語の花』(誠文堂新光社)などがある。

内容説明

気づく力を伸ばす/言葉を大事に扱うようになる/子どもに自信をもたらす。俳句は子どもの生きる力を育みます。子ども大人が一緒になって、のびのびと俳句に親しむための入門書。

目次

第1章 なぜ俳句を学ぶのか
第2章 名句を鑑賞しよう
第3章 俳句の基礎を知ろう
第4章 言葉あそびを楽しもう
第5章 季語を探してみよう
第6章 俳句作りを実践しよう
第7章 俳句指導のQ&A

著者等紹介

金子兜太[カネコトウタ]
1919年、埼玉県生まれ。俳人、加藤楸邨に師事する。東京大学経済学部卒業後、日本銀行に勤務しながら、前衛俳句の旗手として戦後の俳壇を牽引。第一句集『少年』で現代俳句協会賞を受賞。その他、詩歌文学館賞、蛇笏賞、日本芸術院賞、毎日芸術賞、紫綬褒章などを受け、文化功労者に選出される。現在、俳句結社「海程」主宰、日本芸術院会員、現代俳句協会名誉会長、朝日俳壇選者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てくてく

8
子どもと、その子どもを指導する人向けの俳句入門書。季語の見つけ方や使い方、どこを褒めるかといったあたりが特に参考になった。2018/12/27

iku

8
俳句を国語教育に取り入れる利点が帯に書かれていて、そういう視点での俳句にはあまり興味はありませんが、詩も俳句も短歌も、身の回りの世界を意識して切り取ることは新鮮な体験があると思います。俳句や短歌の「人と詠み合う」性質は他のものにはなかなかないよいものだとも思います。この本は、バランスよく俳句についておさらいすることができて、実用的だと思います。2014/10/05

もだんたいむす

7
子どもに俳句を指導する方向けの本ですが、昔の俳人の句が多数載っていて勉強になった。2015/05/15

peace land

4
俳句に関心を持ったので、先ず初歩からと思って読んでみた。 分かりやすくかかれていて、先人の有名な句も改めて味わって読んだ。 日本語の良さを再確認した感じ。2016/08/03

いよの缶詰め

3
俳句の歴史から作り方までが1冊にぎゅぎゅっと詰まった1冊。伊藤園やNHKの応募作品が見られるとは驚きです。これを読んだら、自分でも俳句を作りたくなってきた。2020/09/17

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