目次
1 Galledio of M作品ギャラリー
2 Preparation―描く前に
3 Croquis Drawing―モデルクロッキー
4 The Essence of Fashion Illustration―ファッションイラストレーションを描く
5 The Making of Monochrome Illutrations―墨でイラストレーションを描く
6 The Making of Colour Illustrations―カラーイラストレーションを描く
7 Works & Studio of Miyuki Morimoto―森本美由紀の仕事・アトリエ紹介
著者等紹介
森本美由紀[モリモトミユキ]
1959年生まれ。セツ・モードセミナー卒業後、フリーランスのイラストレーターとして活躍。エディトリアル、広告、プロダクトなども手がける。墨によるシンプルなドローイングで普遍的な女性のスタイル画を描き続け、フランスの雑誌にもイラストを提供。イラスト教室でデッサンのレッスンなどを担当し、講師を務める。現在、岡山在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロミ
55
恐ろしく勉強になった。森本美由紀さんといえば渋谷系のCDジャケットのイラストを手掛けていたオシャレなイラストレーターというイメージだったが、独自の哲学をお持ちの方だったのだなあと思った。ファッションイラストの描き方を説いた本書から学んだことは「線を整理すること(対象物の的確な線を見極めること)」「形状ストック(描けるものの種類)を増やし手が動くように枚数を重ねること」が私の課題だと思う。よく今まで何も知らずに闇雲に描き散らして来たなーと頰が赤らむ思いだ。自分の長所と短所が明確になり感謝することしきりだ。2016/09/10
Koning
34
2013年にお亡くなりになってしまった森本美由紀さんによるファッションイラストの描き方。丸の中に書いてある「線画をスタイリッシュに描くために」という通り筆による線が特徴的で印象的な森本さんのテクニックをTipsっぽいものまで紹介してくれている。ただ、やっぱりテクニックがあってもセンスだよねぇ(汗。うん。そう思い知らされる1冊とも。バービーの代わりに買ってもらったタミーちゃんあたりからなのかな?とも思ったり。あれがリカちゃんとかだと以下略だったかもしれないね2015/08/27
姉勤
26
ファッションイラストというより墨絵のような、洗練の線。描く線が少ないゆえに、微妙な角度、勢い、長短の違いによっても 線は簡単に死ぬ。入門的ハウツー本だが、最も必要な、センスと鍛錬は「用意するもの」に書いていない。2021/10/24
井月 奎(いづき けい)
23
動き出しそうな線がこちらにも元気を与える、森本美由紀のイラスト指南書です。彼女のイラストは度量が広くて、モードからカジュアル、フェミニンからマニッシュまで、すべてのファッションに息吹をもたらします。どれくらいの工夫をして努力をしたのか、手に取るようにわかります。それを惜しげもなく書いていて、手の内を見せます。自分の住むところの底上げをする。それこそが自分を高める早道なのでしょう。洋服を着るから美しくなるのではなく、洋服を着て、楽しむ心が、装う人を美しくするのです。それがこの本を読めばしみじみとわかります。2015/10/15
ズー
12
先日展示を見に行って、この本も物販に置いていたのだが、買わず見ずで、内容が気になったので後日図書館で借りる。展示限定の図録とかもなかったし。読んでみると、図録的に楽しめるぐらいに作品が大きく出ているページが多いし、え?こんなに手の内明かして大丈夫?ってぐらい結構教えてくれている。しかし教えたところでそれぞれ違ったものになるわけだし、読めば読むほどやっぱりこの人すごいわ…こんな風には描けないわ…とも思うわけで。でもちょっと筆とマーカーで描いてみようかなと思った。2023/06/15
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