出版社内容情報
イラストレーションの制作環境がデジタルへと一極集中する現代において、書籍の「装画」は、アナログ特有の筆致や質感が息づく稀有な聖域となっている。 デスクトップ上で完結する表現とは対照的に、紙(あるいはキャンバス)という支持体の上で展開されるアナログ表現は、描き手の身体性を伴う圧倒的な「個」の力を放つ。それは単なる視覚情報ではなく、読者の購買意欲を揺さぶる「物語への入り口」として機能している。
本特集では、特にアナログの質感が際立つ文芸・絵本の領域に焦点を当て、以下のように3部構成とし、あらゆるアングルから「装画」におけるアナログ表現や人気がある、あるいは注目の作品を担当するイラストレーターや作品の制作過程やそれらに込められた思い、テクニックを解説する。
【目次】
1部:人気絵本作家、アナログ系イラストレーターの仕事紹・解説介:ヒグチユウコ、柴崎春通、 junaida、2部:アナログイラストを匠にデザインするアートディレクターが推薦するイラストレータ-紹介・解説:名久井直子、鈴木 成一、祖父江 慎、漆原 悠一(予定)3部:人気の小説家、作品で使われているアナログイラストレーションの世界:村上春樹、東野圭吾、湊かなえ、芥川章、直木賞、このミステリーがすごい、本屋大賞、他(予定)



