出版社内容情報
よい作物を育てるためには、個々の圃場に合わせた土づくりが欠かせません。
そして土づくりを始めるには、その圃場が今どんな状態にあるのかということを正確に知る必要があります。
その手がかりになるのが土壌診断です。
この本では、自分の圃場を知るために必要な土の知識や、自分でできる簡易な土壌診断の方法、土壌診断の結果をどう活かせばよいのかがわかります。
また、圃場の状態を調べるのに最も重要な耕盤の堅さ、土の性質などの物理性や、土壌病害の防除に必要な生物性も含めて図解で解説。
土づくりに欠かせない事柄がまるごとわかる1冊です。
目次
自分の土壌を知るためのきほん
作物生育と土壌の役割
耕作土壌の条件と課題
土壌診断とはなにか
化学性診断の進め方1(pH)
化学性診断の進め方2(EC)
化学性診断の進め方3(CECほか)
物理性診断の進め方
生物性の診断と改良
土壌診断に基づく施肥・土壌改良事例
全国の主な土壌種類
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
abc99deg99
6
まだなんとなーくしか理解できていないけれど、 知らない世界を知れるのは楽しい。
セヱマ
3
基本的な土壌診断(主に化学性、追加で物理性、最近計測出来始めた生物性)について、体系的にわかりやすく書かれている良書。 土壌に関する知識はシーズン毎にアップデートし続けなければならないと感じる。そういう意味でも土壌医検定は有効だと思った。 マグネシウムがリン酸貯金を引き出す、リン酸が効くとカルシウムも吸われる。マグカリ比2以上を目指す。pHは土の体温、ECは血圧、CECは胃袋、塩基飽和度は腹八分目で。
こぶーち
1
ビジュアルでわかりやすく、基本的なことからセンシュウ対策などやや専門的なことまで幅広くカバーしている。これ一冊あれば十分そうなまさに基本書。 ・土壌診断は化学性、物理性、生物性診断の3つからなる ・土壌とは砂土から埴土の5つに土性分類でき、指を使って簡易に判定できる2021/12/19