地下生菌識別図鑑―日本のトリュフ。地下で進化したキノコの仲間たち

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地下生菌識別図鑑―日本のトリュフ。地下で進化したキノコの仲間たち

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  • サイズ A5判/ページ数 143p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784416516461
  • NDC分類 474.7
  • Cコード C0045

出版社内容情報

日本にもトリュフがあった! キノコ好き必見! 地下生菌の生態、探し方、識別方法を紹介した本邦初の地下生菌図鑑。★地下生菌とは、トリュフを含む地下に発生するキノコの仲間。そんな地下生菌の生態から観察方法、日本産の約100種を紹介する本邦初の地下生菌図鑑★


世界三大珍味のひとつで非常に高価な食材であるトリュフですが、実は私たちのごく身近な場所にも発生しています。

トリュフのように地下に生えるキノコは地下生菌と呼ばれ、日本でもトリュフの仲間を含めて約100種が確認されています。

この地面の下で生きるために独特の進化を遂げた地下生菌の生態は、日本ではまだ謎に包まれている部分が多く、とてもミステリアスなキノコと言えるでしょう。

本書は、そんな魅力溢れる地下生菌の生態、観察方法の紹介に加え、日本産の約100種を豊富な写真で紹介した地下生菌図鑑です。

本書を手にして、この謎に包まれた地下生菌を一緒に研究してみませんか?

佐々木 廣海[ササキ ヒロミ]
佐々木 廣海:アマチュア菌類研究者。日本菌学会および菌類懇話会に所属。まだまだ情報の少ない日本の地下生菌を全国各地で探索し、その分類や生態などを日夜研究している。また、観察方法を紹介して地下生菌を見つけることのできる人材を育て、地下生菌の多様性の解明を目指す。 日本の地下生菌のパイオニア。

木下 晃彦[キノシタ アキヒコ]
木下 晃彦:国立研究開発法人森林総合研究所非常勤特別研究員。地下生菌の系統分類や生態に関する研究のほか、森林生態系における外生菌根菌の役割や、ラン科植物と菌根菌との共生関係について研究している。

奈良 一秀[ナラ カズヒデ]
奈良 一秀:東京大学大学院新領域創成科学研究科教授。地下生菌の系統進化と多様性のほか、菌根菌の生態的機能、菌根共生を活用した絶滅危惧植物の保全など、植物と土壌中の微生物の関係を中心に国内外で研究している。

内容説明

本書は、地下生菌の生態、観察方法の紹介に加え、日本産の約100種を豊富な写真で紹介した地下生菌図鑑です。

目次

第1章 地下生菌概論
第2章 地下生菌の探し方
第3章 観察と同定方法
第4章 日本の地下生菌(担子菌類;子嚢菌類;グロムス類・接合菌類)

著者等紹介

佐々木廣海[ササキヒロミ]
アマチュア菌類研究者。日本菌学会および菌類懇話会に所属。まだまだ情報の少ない日本の地下生菌を全国各地で探索し、その分類や生態などを日夜研究している。また、観察方法を紹介して地下生菌を見つけることのできる人材を育て、地下生菌の多様性の解明を目指す。日本の地下生菌のパイオニア

木下晃彦[キノシタアキヒコ]
国立研究開発法人森林総合研究所非常勤特別研究員。地下生菌の系統分類や生態に関する研究のほか、森林生態系における外生菌根菌の役割や、ラン科植物と菌根菌との共生関係について研究している

奈良一秀[ナラカズヒデ]
東京大学大学院新領域創成科学研究科教授。地下生菌の系統進化と多様性のほか、菌根菌の生態的機能、菌根共生を活用した絶滅危惧植物の保全など、植物と土壌中の微生物の関係を中心に国内外で研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

四不人

4
トリュフの仲間が日本にもいるとは知らなかった。こういう図鑑を読んでいると、自分でも採取したくなるなあ。小石みたいなモノを割ったら、中に脳みそみたいなものが詰まっていたびっくりするだろうなあ。楽しみ。2019/06/08

FOTD

3
こんな世界があったとはまったく知らなかった。ページをめくるごとにワクワクした。感動した。 写真も美しいし、デザインもきれいだ。この本を持って、野山を散策してみたくなった。2018/10/21

6haramitsu

1
クラピアの白絹病を調べていたら、菌について調べてみたくなった。最大の発見は、「菌根共生」。なんと植物にとって菌は敵だと思ってたけど、ちゃっかり共生してメリットを受け取るシステムを構築していたとは! 植物は光合成で合成した炭水化物を根から菌に渡す → 菌は植物が作る炭水化物を栄養に地中深く張り巡らせた菌糸体のネットワークを使って土壌中の窒素やリンなど無機物を植物に提供している! 自然ってすごいね。2021/03/01

1
地中(及びその付近)で生きることにした地下生菌に思いをはせる。昔々、彼らは自分のこと(胞子)を運んでくれる生き物をどうやって知ったのだろう、その生き物が好む匂いをどうやって見つけ、どうやって自分の体臭としたのか。んん。わからんけど地面に不思議なものがいっぱい埋まってると思うと興奮するね。2016/08/12

ぴょんpyon

1
地下生菌オンリーの日本のきのこ図鑑は史上初ではないでしょうか。ひとくちに地下生菌と言っても系統的に多岐にわたっているため、子実体や胞子の形態はさまざま。どれも言い表しがたい魅力に溢れていますね。ますます地下生菌が好きになりました。ちなみに、読んでまず思ったのは「ロスビーベラってお前かー!」でした(笑)。子実体は知らないけれど、菌根としてなら出会っている菌がいておもしろかったです。2016/05/28

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