出版社内容情報
山岳写真の第一人者の藤田弘基氏が、ヒマラヤで見られる満天の星空“大星夜”を天体撮影専用のアストロカメラでとらえた作品集。
パキスタン北部からカシミールにかけての山岳地帯はカラコルムと呼ばれヒマラヤの高峰が密集している場所です。そこには世界第2位のK2(8611m)を筆頭に8000m峰が5座、さらにそれらと競い合うように幾多の高峰が聳え立ち、深い谷には長大な山岳氷河が発達しています。著者は、1987年からカラコルム山脈の撮影を始めました。テーマは「カラコルムの24時間」。しかし山岳写真で使用する4×5カメラでは、夜間の星空撮影に不向きで満足できる作品をなかなか得ることができませんでした。試行錯誤の末、1998年に天体撮影専用の全天アストロカメラを製作し、その愛機とともに標高5000mを超えるような氷河や稜線を彷徨して、カラコルムヒマラヤの天空に広がる星空撮影してきました。昼間の撮影でも危険をともなう標高5000mを越える高所、しかも夜間の撮影は創造を絶するほど、危険で過酷な撮影環境です。ここで撮影された星空は、私たちが目にすることのできない星空”大星夜”をとらえたものです。
カラコルムヒマラヤ(1C)/
(4C)
ナンガパルバット山群 / ラカポシ山群/ バトゥーラ山群/ ハラモシュ山群/ ヒスパー山群/ パンマー山群/ デォサイ高地/ コンダス山群/ マッシャーブルム山群 バルトロ山群/
(1C)
カラコルムヒマラヤ紀行
【著者紹介】
山岳写真、美術写真家1939年生まれ 1966年から仏教美術、山岳写真の取材を開始。2001年NHKスペシャル「星明りの秘境カラコルム-山岳写真家 藤田弘基の世界」が放映。2005年岩手県宮古市立新里生涯学習センター「玄翁館」に藤田弘基常設写真展示室がオープン。東京新聞出版部刊「岳人」に「ヒマラヤ曼荼羅」を連載中、誠文堂新光社「月刊天文ガイド」に「大ヒマラヤ星空紀行」を連載中。代表的作品:チベットの秘宝(ぎょうせい)、素顔のダライラマ14世(ぎょうせい)、ヒマラヤ極地-カラコルム発(講談社)、ヒマラヤ満天星(平凡社)など。
内容説明
カラコルムヒマラヤの名峰と満天の星が織りなす大絶景。
目次
カラコルムヒマラヤへ
ナンガパルバット山群
ラカポシ山群
バトゥーラ山群
ハラモシュ山群
ヒスパー山群
パンマー山群
デオサイ高地
月光と高嶺の花たち
コンダス山群
マッシャーブルム山群
バルトロ山群
カラコルムとヒマラヤ
著者等紹介
藤田弘基[フジタヒロキ]
1939年、東京・新宿に生まれる。1966年以来、ユーラシア大陸の山岳地帯で繰り広げられている数々のドラマを大型カメラで取材してきた。2005年、岩手県宮古市立新里生涯学習センター『玄翁館』に藤田弘基常設写真展示ホールがオープン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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