出版社内容情報
日本が抱えるエネルギー問題をデザインの力で解決する方法をアートディレクター永井一史と博報堂の若手デザイナー30人が伝える。
サントリー『伊右衛門」の広告戦略など多くのクリエイションを世に送り出すアートディレクター永井一史(HAKUHODO DESIGN代表)が、大手広告代理店、博報堂の若手デザイナー30人と行ったワークショップ「エネルギー50%時代の新しいライフスタイルを考える」を一冊の本にまとめた。デザイン性はもちろん、どこか遊び心があり、ウイットに飛び、夢がある。だから継続性を持ち社会に無理なく浸透しそう。そんな、緩やかなエネルギー50%削減のための施策30点の思考のプロセスとビジュアルを収録。「つい電気を消したくなるスイッチ」、「自分のぶんを知る単位『グライ』」、「学校ホテル」、「節電を楽しくする『電気のご使用量のお知らせ』」、「エコカーをエコひいきする駐車場」などなど、習慣、気づき、情報、コミュニティーなどあらゆる角度から思考された新しいエネルギー削減を考える本。
第一章 エネルギー問題を解決する方法としてデザインの力を使う意図。第二章 今、日本が、世界が直面しているエネルギー問題とは 第三章 永井一史率いる+DESIGNチームが考えるエネルギー問題をデザインで解決する方法 第四章 博報堂30人が考えたデザインでエネルギー問題を解決する方法(関谷奈々「消したくなるスイッチ」、桑原秀平「待ち時間のデザイン」、上岡真弓「リサイクル、リユース(お年寄り)」、村越陽平「飲料の買い方」、中島加奈子「コンビニのあり方」、谷本尚子「エネルギーダイエットアプリ」、遠藤礼奈「SAVING」、榎本拓郎「網戸」、永松りょうこ「OFFの概念」、山下隼太郎「消灯という行為」、榮良太「消灯という行為」、宮脇亮「暦のデザイン」、長島りかこ「Trade Energy」、横尾美杉「オフィス空調のデザイン」、小野勇介「太陽光パネル」、関友和「新しいエネルギー源」、小杉幸一「遊び」、吉田裕美「新しい単位(エネ)」、清水千春「旬菜おばけ」、中島淳志「ミンナノ」、岡室健「エネルギー尺度」、瀧上愛子「エネルギー源への意識」、伊勢山暁子「廃棄食料に対する意識」、徳野祐樹「低エネルギー生活体験」、柿崎裕生「天気予報」、冨田耕平「こかげマップ」、小栗卓巳「交差点のデザイン」、中谷佳保里「オタクのおたく」、藤田純平「未使用駐車場のデザイン」、小塚泰彦「LOW SCOOL」高嶋紀男「駅の導線デザイン」
【著者紹介】
永井一史(博報堂デザイン 代表取締役)1985年博報堂入社後、社内ベンチャーとして2003年博報堂デザイン設立。主な作品:サントリー「伊右衛門」「ザ・プレミアム・モルツ」、日産自動車「SHIFT_」「TEANA」、資生堂「企業広告」など。東京ADC会員、JAGDA会員。賞歴:日経広告賞グランプリ、朝日広告賞、毎日広告賞、クリエイター・オブ・ザ・イヤー、ADC賞グランプリなど受賞多数。
内容説明
エネルギー50%社会の実現に、デザインはどう貢献できるのか?この難題に、30人の若手デザイナーが挑んだ。博報堂の社内ワークショップから生まれた大胆でユニークな企画の数々。その発想のプロセスとアイデアを、公開。
目次
第1章 なぜ今、デザイナーがエネルギー問題を考えるのか
第2章 「低エネルギー社会」をデザインするための基礎知識(問題を知る・気づきを得る;意識を変える・行動にうつす)
第3章 デザイナーたちの日本を元気にするアイデア(「習慣・暮らし方」のデザイン;「知識・気づき」のデザイン;「情報」のデザイン;「社会・コミュニティ・まち」のデザイン)
第4章 これからの時代にデザインができること
著者等紹介
永井一史[ナガイカズフミ]
アートディレクター。1961年生まれ。1985年多摩美術大学卒業後、(株)博報堂入社。2003年ブランディングを中心とした会社(株)博報堂デザインを設立。2007年よりデザインを通じてソーシャルな課題解決に取り組むプロジェクトを立ち上げる。2008年から2012年2月まで雑誌「広告」編集長を務める。日本グラフィックデザイナー協会会員。東京アートディレクターズクラブ会員。多摩美術大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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