エネルギー問題に効くデザイン

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784416212554
  • NDC分類 501.6
  • Cコード C0070

出版社内容情報

日本が抱えるエネルギー問題をデザインの力で解決する方法をアートディレクター永井一史と博報堂の若手デザイナー30人が伝える。

サントリー『伊右衛門」の広告戦略など多くのクリエイションを世に送り出すアートディレクター永井一史(HAKUHODO DESIGN代表)が、大手広告代理店、博報堂の若手デザイナー30人と行ったワークショップ「エネルギー50%時代の新しいライフスタイルを考える」を一冊の本にまとめた。デザイン性はもちろん、どこか遊び心があり、ウイットに飛び、夢がある。だから継続性を持ち社会に無理なく浸透しそう。そんな、緩やかなエネルギー50%削減のための施策30点の思考のプロセスとビジュアルを収録。「つい電気を消したくなるスイッチ」、「自分のぶんを知る単位『グライ』」、「学校ホテル」、「節電を楽しくする『電気のご使用量のお知らせ』」、「エコカーをエコひいきする駐車場」などなど、習慣、気づき、情報、コミュニティーなどあらゆる角度から思考された新しいエネルギー削減を考える本。

第一章 エネルギー問題を解決する方法としてデザインの力を使う意図。第二章 今、日本が、世界が直面しているエネルギー問題とは 第三章 永井一史率いる+DESIGNチームが考えるエネルギー問題をデザインで解決する方法 第四章 博報堂30人が考えたデザインでエネルギー問題を解決する方法(関谷奈々「消したくなるスイッチ」、桑原秀平「待ち時間のデザイン」、上岡真弓「リサイクル、リユース(お年寄り)」、村越陽平「飲料の買い方」、中島加奈子「コンビニのあり方」、谷本尚子「エネルギーダイエットアプリ」、遠藤礼奈「SAVING」、榎本拓郎「網戸」、永松りょうこ「OFFの概念」、山下隼太郎「消灯という行為」、榮良太「消灯という行為」、宮脇亮「暦のデザイン」、長島りかこ「Trade Energy」、横尾美杉「オフィス空調のデザイン」、小野勇介「太陽光パネル」、関友和「新しいエネルギー源」、小杉幸一「遊び」、吉田裕美「新しい単位(エネ)」、清水千春「旬菜おばけ」、中島淳志「ミンナノ」、岡室健「エネルギー尺度」、瀧上愛子「エネルギー源への意識」、伊勢山暁子「廃棄食料に対する意識」、徳野祐樹「低エネルギー生活体験」、柿崎裕生「天気予報」、冨田耕平「こかげマップ」、小栗卓巳「交差点のデザイン」、中谷佳保里「オタクのおたく」、藤田純平「未使用駐車場のデザイン」、小塚泰彦「LOW SCOOL」高嶋紀男「駅の導線デザイン」

【著者紹介】
永井一史(博報堂デザイン 代表取締役)1985年博報堂入社後、社内ベンチャーとして2003年博報堂デザイン設立。主な作品:サントリー「伊右衛門」「ザ・プレミアム・モルツ」、日産自動車「SHIFT_」「TEANA」、資生堂「企業広告」など。東京ADC会員、JAGDA会員。賞歴:日経広告賞グランプリ、朝日広告賞、毎日広告賞、クリエイター・オブ・ザ・イヤー、ADC賞グランプリなど受賞多数。

内容説明

エネルギー50%社会の実現に、デザインはどう貢献できるのか?この難題に、30人の若手デザイナーが挑んだ。博報堂の社内ワークショップから生まれた大胆でユニークな企画の数々。その発想のプロセスとアイデアを、公開。

目次

第1章 なぜ今、デザイナーがエネルギー問題を考えるのか
第2章 「低エネルギー社会」をデザインするための基礎知識(問題を知る・気づきを得る;意識を変える・行動にうつす)
第3章 デザイナーたちの日本を元気にするアイデア(「習慣・暮らし方」のデザイン;「知識・気づき」のデザイン;「情報」のデザイン;「社会・コミュニティ・まち」のデザイン)
第4章 これからの時代にデザインができること

著者等紹介

永井一史[ナガイカズフミ]
アートディレクター。1961年生まれ。1985年多摩美術大学卒業後、(株)博報堂入社。2003年ブランディングを中心とした会社(株)博報堂デザインを設立。2007年よりデザインを通じてソーシャルな課題解決に取り組むプロジェクトを立ち上げる。2008年から2012年2月まで雑誌「広告」編集長を務める。日本グラフィックデザイナー協会会員。東京アートディレクターズクラブ会員。多摩美術大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

リップ

11
30人の若手デザイナーによる「エネルギーの節約」がテーマのデザイン案を集めた本。技術的にはまだまだ無理そうだったり現実味に欠けるものも多かったけど、楽しさを大切にしている人ばかりでいいなあと思った。どんな仕事にも「デザイン」の考え方は必要で、私も将来に向けて夢が広がるような「難しいけどそれ出来たら面白いね!」って言われるような提案ができる人になりたい。2018/06/02

みの

3
エネルギー問題をデザインという観点から考え、どんなデザインを生み出すことができるかというアイデアをまとめた本。シンプルにかつ誰がみてもそのメッセージ性を感じ取ることが出来るデザインを生み出すのは大変なんだろうな。30人のアイデアそれぞれに特徴があって、問題点はあっても実際に稼働することが出来たなら、エネルギー節約に役立つだろう。2012/09/22

hayataka

1
エネルギー問題を題材に、デザイナーの視点や思考プロセスを楽しめる一冊。あらゆるテーマにおいて、デザインの視点は大切で有効だと感じた。2020/11/16

げん

1
一年半前に出版されたのを気づかなかったのが悔しい。若手デザイナーたちがエネルギー問題の現状を学び、行動観察を経て生み出したアイデアたちはどれも面白い。すぐに試してみたいアイデアもいくつか。気に入ったアイデアを出した人と直接話をしてみよう。2013/10/24

みるひ

1
ワークショップのプロセスと、それを経て産み出された、若手デザイナーの方の発想とデザインに触れられます。ワークショップのプロセスはシンプルで参考になるし、何より30人のデザイナーさんの発想が楽しいです。よいデザインって、シンプルだけどたくさんのコトを訴えてくる。文字を読むよりも、そのデザインからの声が心に残る。そんなことを思いました。2012/06/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4711194
  • ご注意事項

最近チェックした商品