出版社内容情報
天文アマチュアのための日食解説書。観測方法から撮影方法、過去の日食やこれからの日食についての情報を掲載。
皆既日食、および金環日食、部分日食の現象についての解説、実際の観測に必要となる予報データの見方、観測地の選定、観測方法や観測機材、撮影方法や撮影機材について、日食観測において知っておきたい事象を網羅し解説します。 今回の金環日食の解説以外に、今後の皆既日食、金環日食、部分日食について具体的な観測地の紹介などが解説されているので、今回、金環日食に興味を持った人から、天文ガイドの読者、ハイアマチュアの目を引きます。 これまでにはない日食観測の解説書となり、天文ファンであれば、ぜひ手に入れておきたい1冊となります。
1章 400倍の奇跡(日食) /月の軌道・太陽の軌道/金環日食・皆既日食・金環皆既日食の違い/日食の頻度と周期性/デルタTの話
2章 日食時に見える現象とその観測法/太陽大気の構造/コロナ/プロミネンス/ダイヤモンドリングとベイリービーズ/本影錘と皆既中のの空/シャドーバンド/気象の変化
3章 日食撮影用の機材/日食時の風景撮影/欠けた太陽と金環リングの撮影/コロナの撮影/ダイヤモンドリングの撮影/連続食分撮影・ハイライト撮影/その他の対象の撮影法/ムビー撮影
4章 これから起こる日食と日食海外遠征/日食海外遠征の魅力/日食ツアー選びのポイント/陸上からの観測とそのポイント/船上からの観測のポイント/航空機からの観測とそのポイント/2012年~2020年までに起こる皆既日食・金環日食の概況/2021年~2035年までの皆既日食と金環日食
【著者紹介】
大越 治 ; 2012年金環日食日本委員会委員、日食情報センター代表(日食情報センターは、1977年暮れに発足した、アマチュア天文家の日食観測遠征のための 情報サービスを行うボランティアグループで,日本国内で日食に関する団体としては最大)
内容説明
皆既日食と金環日食の観測と撮影。2035年までの皆既日食と金環日食。
目次
第1章 日食とは何か(日食の伝説;日食が起こる原因 ほか)
第2章 日食のときに見える現象とその観測法(日食で何が起こる?;太陽大気の構造 ほか)
第3章 日食写真の撮影法(日食のスチール撮影;ビデオ撮影)
第4章 日食海外遠征とこれから起こる日食(日食海外遠征の魅力;日食ツアー選びのポイント ほか)
第5章 日食関連資料(日食写真ギャラリー;日食関連文献 ほか)
著者等紹介
大越治[オオゴエオサム]
東京理科大学卒。東京都の公立中学校の教員。1978年に設立されたボランティア組織である「日食情報センター」の創立メンバー。ほかに、日食観測学習会議、2012年金環日食日本委員会などに所属
塩田和生[シオタカズオ]
1949年生まれ。大阪大学工学部応用物理学科を卒業後、東京工業大学大学院修士課程(物理情報工学)修了。富士フイルム(株)でミニラボ機器開発などに従事し、2009年定年退職。現在、天体写真家として撮影・執筆活動を行なうとともに、日食情報センター、2012年金環日食日本委員会などの委員として活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙とロケットが好き