出版社内容情報
福島の原発事故により、放射能や放射線についての関心が高まっています。本書は、放射能(放射線)について安全を装ったり、あるいは危険を煽ることなく、物理学的見地から放射能(放射線、放射性物質、被曝など)について、図版と写真をもとにわかりやすく、これだけは最低限知っておきたいことについて解説しました。
身の回りには放射線がいっぱい、宇宙からの放射線、太陽からの放射線、放射能の単位、X線と放射能の発見、放射性物質、放射線の種類と透過力、被ばくとは、航空機での被ばく、宇宙旅行での被ばく、温泉でも被ばくするの?、体の中の自然放射能、メガマウス実験、放射線の人体への影響、遺伝子への影響、原子爆弾、水爆、ビキニ実験など、原子力発電のしくみ、核分裂と核融、原子力発電所の事故、放射性廃棄物、モニタリング・ポスト、被ばくを防ぐには、放射線の医療的利用、工業的利用、農業的利用 など
【著者紹介】
藤高和信氏 経歴:東京大学理学部大学院博士課程修了、科学技術庁放射線医学総合研究所、米国エネルギ-省環境測定研究所、宇宙放射線防護プロジェクトリーダー、千葉大教授などを歴任。現在はJAXA中性子検討部会委員。
目次
1章 放射能と放射線のありさま
2章 放射線の基礎
3章 被ばくのいろいろ
4章 生物影響について
5章 被ばくについて
6章 計測について
7章 放射線の有効利用
著者等紹介
藤高和信[フジタカカズノブ]
1945年2月25日生。東京大学理学部大学院博士課程修了後、科学技術庁放射線医学総合研究所、米国エネルギー省環境測定研究所EML(ニューヨーク)、航空機被ばくISO会議(独ノイファールン)等を経て、宇宙放射線防護プロジェクトリーダー、千葉大学エネルギー様態論客員教授、東邦大学理学部物理学教室客員教授を兼任。原子炉安全専門審査会委員、NASA/NASDA宇宙実験主任PIを歴任、現在はJAXA宇宙放射線被曝管理分科会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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