粘菌―驚くべき生命力の謎

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  • サイズ A4判/ページ数 143p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784416207116
  • NDC分類 473.3
  • Cコード C0045

内容説明

動物?植物?粘菌の不思議な魅力を鮮明にとらえた貴重な写真の数々。まるで森の中の宝石!250点余りに及ぶカラー写真を解説付きで掲載!子実体の美しさ、巨大アメーバーの奇妙さ、粘菌の生き様の特異性を存分に楽しめる。

目次

第1章 粘菌とはどういう生き物か(粘菌の一生;子実体形成 ほか)
第2章 粘菌の世界(モジホコリ科のいろいろな種類;モジホコリ属のいろいろな種類 ほか)
第3章 生態系の中の粘菌(粘菌が食べる;粘菌が食べられる)
第4章 粘菌とは何か(粘菌アメーバ・べん毛細胞;粘菌と菌類の比較 ほか)
粘菌を学ぶ(最先端の研究;粘菌研究の歴史 ほか)

著者等紹介

松本淳[マツモトジュン]
1966年東京生まれ、福井育ち。広島大学大学院理学研究科修了。越前町立福井総合植物園園長代理兼主任研究員。博士(理学)。専門は粘菌分類学。日本海側の植物について修行中

伊沢正名[イザワマサナ]
1950年茨城県生まれ。元自然写真家。菌類と隠花植物を専門とし、キノコ、カビ、コケ、変形菌などの著書・共著書多数。今は「糞土師(ふんどし)」を名乗り、糞を土に還すことを通して、現代社会の不自然さを告発し、自然のサイクルに従った生き方を提唱している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

にし

46
写真が豊富で粘菌の世界を満喫できます!但し群生恐怖症の方にはオススメ出来ません。が、生き物の不思議、謎、人間の常識は通用しない捕らわれない世界が1㎜の中に詰まっているかと思うとゾクゾクします。娘はキモいを連発でしたが…買いました。2014/12/13

二戸・カルピンチョ

24
とても不思議…当然移動するし、単細胞で大きくなったり、分裂してみたり、性別あるし、子実体は細胞ではなく粘液だし…胞子から一個の粘菌が産まれるんですよ、想像すると可愛い。はーん!ホコリくんたち、なかなかやるね!2019/03/20

Roy

19
★★★★+ 気持ち悪過ぎる。benjaminさんがとぉーってもお薦め(?)と言って下さったので読みました。本としては写真も大きくて粘菌を学ぶにもわかり易く書いてあるのでいい本だと思います。でもやっぱり気持ち悪過ぎる。モザイクのように密集したすっげープチプチは勿論のこと、今にも胞子吹き出そうとしてるのとか、ニョロニョロみたいのとか。でも何より、その成長過程にいやらしい虫酸が走ります。生きるってグロテスクな事ですよね。2009/04/15

小木ハム

18
導入書としておすすめ。写真提供は『くう・ねる・のぐそ』の伊沢正名さん(!)不思議なかたちの粘菌を見ていると何処かの惑星や宇宙人のコロニーみたいで面白い。瑠璃色に光るルリホコリは人間の美的感覚からしても綺麗だ。密集したところは…キモカワイイ!?アメーバ状の変形体は少々不気味だがエサを探して這い回る姿は人間の血脈によく似ている。実は粘菌には性別があり、二つの性が揃わないと子実体(胞子のゆりかご)が形成されない。更にはアメーバの時期はまったく老化しない。脳も神経もないのに、なんなんだこの生き物は。すごいぞ粘菌。2021/02/19

とも*

15
自然の造形美は凄い。 ぞわっとするんだけれど繊細で綺麗。 気持ち悪いのもあったけれど。 はじめに、この本に触れる事によって「新しい発見と経験は、新しい知識や芸術、技術を生み出す可能性に満ちている」とあったのが印象的。 確かに学生時代に出合ってたら何かの琴線にふれて違った道を歩んでいたかもと思ってしまった。 写真だけじゃなくロボットや迷路にナウシカと興味深く読めた。 菌なのに名前が全部○○ホコリって言うのが不思議。2013/11/17

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