アイデア・ドキュメント
文字とタイポグラフィの地平―アイデア・ドキュメント

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  • サイズ A4判/ページ数 420p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784416115480
  • NDC分類 727.8
  • Cコード C0070

出版社内容情報

デザイン誌「アイデア」に掲載されたタイポグラフィと和文書体関連記事約10年分をまとめて収録。日本語を扱うデザイナー必読。

2000年以降にデザイン誌「アイデア」で掲載されたタイポグラフィと和文書体関連の記事約30本を、400ページ以上におよぶボリュームで採録したコンピレーション。

デジタル技術の革新によってデザイン環境がDTPへと移行した90年代半ば以降、国内外でタイポグラフィへの関心が高まったことを受け、誌上でもさまざまな事例や研究が紹介されてきた。

本書はそのなかでも古今東西のタイポグラフィについての考察、和文書体や日本語タイポグラフィの歴史研究やレポート、タイポグラフィについてのブックガイドなどを中心に収録する。

いまでこそタイポグラフィについての関連書は多いが、それ以前から先駆的に活動してきた執筆者たちによる技法にとどまらない理念や批評的視点は、「技法」が支配する現代にあっていまだに有効だ。

タイポグラフィおよび和文書体に対する理解を深め、議論をつないでいくための、日本語を扱うデザイナー必読の一冊。

【著者紹介】
アイデア編集部:誠文堂新光社発行、1953年創刊の季刊グラフィックデザイン誌。3月、6月、9月、12月発行。日本国内および海外のグラフィックデザインやタイポグラフィの最新動向や論考を豊富なヴィジュアルとテキストで紹介する。

目次

タイポグラフィ時評
秀英体―平成の大改刻
今田欣一の書体設計和字と漢字
嵯峨本デジタル活字プロジェクト平安、近世、そして現代へ 対談:永原康史×鳥海修
文字デザインのマニエリスム―1960、70年代レタリング、ロゴタイプ、新書体の諸相
タイポス―「タイポス」から「タイポスオールマイティ」、「漢字タイポス」へ
ゴシック体の現状と新しい世界の構築
愛のあるユニークで豊かなタイポグラフィを求めて 座談会:中垣信夫×府川充男×向井裕一
視覚デザイン研究所の発想―同時代のディスプレイ書体を求めて
日本語活字の文化誌
祖父江慎デザイン放談:アンチゴチのむこうに
来るべきマンガタイポグラフィ研究のために
タイポグラフィをめぐる書物―34人の書棚から
ひらがな骨格ひょうほん

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

テキィ

4
良いわー2019/11/13

アメヲトコ

2
『アイデア』誌に掲載された2000年以降のタイポグラフィ関係記事を一冊にまとめたもの。とにかく充実した内容ですが、とくに中垣・府川・向井氏の鼎談が面白く、DTPというのはまさに革命だったのだなと思わされました。巻末の祖父江氏による「ひらがな骨格ひょうほん」も、これだけで飯何杯でもいけるたまらん内容。2015/11/22

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