出版社内容情報
シンプルな回路設計の真空管オーディオアンプを作りながら,真空管アンプの仕組みと設計がよくわかる本
そのレトロな外観から,オールドファンだけでなく若い人たちの間でも人気のある真空管オーディオアンプを,自分の手で作りながらその仕組みがわかる,やさしくていねいな解説書です.ギターアンプなどの出力管としても定評のある真空管EL34を使い,シンプルかつ高音質で,基本に忠実な作りやすい作例を元に,ハンダ付けからケースの加工まで,ベテラン製作者の製作テクニックを披露.カラー実体配線図により,最初は回路図が読めなくても,誰でも完成できるように配慮されています.そして自分でつくった真空管アンプから音が出たあとは,真空管アンプの仕組みと真空管による増幅回路の原理が理解でき,さらにパーツ選びのコツ,音質向上のための改良テクニックなどが学べます.また,うまくできなかったときのトラブルシューティングや,修理のヒントなど,自作真空管アンプへの入門書として好適です.
【著者紹介】
佐藤 進:1980年代よりMJ無線と実験にオリジナル真空管アンプの設計,製作記事を執筆.真空管アンプ愛好家のイベントなどにも精力的に作品を発表し,その音質は多くのマニアから高い評価を得ている.
内容説明
カラー実体配線図と詳細な内部写真で、人気の出力管EL34を使った音の良いパワーアンプを製作。パーツや回路の詳しい解説で、はじめてのアンプ作りでも楽しみながらしくみが理解できる。
目次
第1章 真空管アンプを作る(部品と工具を揃える;製作)
第2章 部品や電気を知る(部品を知る;電気を知る)
第3章 真空管アンプを知る(回路例で知る真空管アンプの働き;測定でアンプの実力を知る;トラブルシューティング)
第4章 オリジナルアンプを設計する(「EL34シングルアンプ」をゼロから考える;「EL34シングルアンプ」を改造する;「つぎはぎ」による設計)
著者等紹介
佐藤進[サトウススム]
1982年、音研製作の小泉永次郎氏の勧めで『無線と実験』別冊「マルチアンプシステム研究」に、カットオフ100Hzカールホーンの設計と製作の発表をする。これがきっかけで『無線と実験』誌へ真空管アンプ製作記事の寄稿を始め、現在に至っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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