カブトガニの謎―2億年前から形を変えず生き続けたわけ

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カブトガニの謎―2億年前から形を変えず生き続けたわけ

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  • サイズ B6判/ページ数 143p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784416115350
  • NDC分類 K485
  • Cコード C0044

出版社内容情報

生きた化石といわれるカブトガニ.不思議な形状をした体の仕組みやその暮らし、守るべき環境等、カブトガニのいろいろを解説します。

4億年前から細々と生きてきたカブトガニ。恐竜は約6500年前に絶滅してしまいましたが、カブトガニは強い生命力で昔の形のまま現在も生息し、シーラカンス同様「生きる化石」と言われています。教科書にも登場する「カブトガニ」ですが、その奇妙な容姿である理由や形が変化しなかった訳、いったいどんな生活をしているのかなど、謎いっぱいの生き物です。また、青い色をしたカブトガニの血液は、その成分が毒素の検査薬に使われるようになり人間にとって欠かせない生き物にもなってきました。そんな、カブトガニにまつわるいろいろな謎や不思議を紹介します。  日本に生息するカブガニはおよそ4000匹で、年々数が減っている状況です。カブトガニ繁殖地として昭和初期に天然記念物に指定されている岡山県の笠岡市では、早くからカブトガニの保護に努めてきました。カブトガニが生息できる環境とは、カブトガニが繁殖できいる美しい海を守っていく活動などを紹介します。

【著者紹介】
惣路 紀通:大学研究生時(1980年)、別府湾のカブトガニ生息調査を行い、九州東海岸で初のカブトガニ生息地を発見。1982年笠岡市立カブトガニ保護センターに着任。現在、笠岡市立カブトガニ博物館副館長。主な著書に「生きている化石 カブトガニからのメッセージ」 (文研), カブトガニ (山陽サンブックス)などがある。

目次

序章 カブトガニを守る意味(笠岡の海を救え!;笠岡でのカブトガニ保護活動)
1章 カブトガニの進化をさぐる(カブトガニの進化と地質年代;カブトガニの祖先は三葉虫 ほか)
2章 カブトガニの体のひみつ(カブトガニの体のつくり;カブトガニはカニじゃない! ほか)
3章 カブトガニの産卵(産卵時期は夏の大潮;産卵泡は始まりの合図 ほか)
4章 カブトガニの発生と成長(大きくなる卵の不思議;幼生の成長を追う ほか)
5章 謎多きカブトガニの生態(カブトガニの棲んでいる場所;生命をはぐくむ干潟 ほか)

著者等紹介

惣路紀通[ソウジノリミチ]
1956年、山口県光市に生まれる。別府大学研究課程卒。1980年、同大学生物学研究生の時、別府湾のカブトガニ生息調査を行い、九州東海岸において初めてカブトガニの生息地を発見する。1982年、笠岡市立カブトガニ保護センターに着任。現在、同市立カブトガニ博物館館長。日本古生物学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あじ

46
海の超人カブトガニが、かっこ良かった(キン肉マンのウォーズマンに似ていると思う)。タッチプールで甲殻に触れた事はあったが、裏側を拝見した事はなかった。なるほどね、カニの由縁はここにあったのか。しかしカニの仲間ではないそうだ。雄と雌の特徴、日本のカブトガニに限定した見分け方もマスター出来た。尾剣(しっぽ部分)を使っている場面や、背泳ぎしている姿を実際に見てみたいものだ。これまでの研究で判明している生態が学べ満足している。このシリーズは子供でも読めるようルビがふられています。2017/01/25

19
数を減らすカブトガニの保護活動からひっくりかえった時の起き上がり方まで、カブトガニに関することなら何でも載ってる本。そうか、恐竜もカブトガニを食べていたのか…。以前ネット記事でみたカブトガニの青い血液(タコと一緒で、銅に酸素をくっつけている)はエイズの特効薬になるという話題にも触れられていましたが、やっぱり献血させられたカブトガニの15%は死んでしまうそうで…。保護活動も含めて、考えさせられました。ウナギは好きじゃないから食べないけど、まわるおすすのマグロは大好きなので、どうこう言う資格もないんだけど。2015/09/06

Humbaba

7
生態を解明するためには、多数のデータを取って調査することが王道である。しかし、データ数を増やすためには個体数を増やさなければならない。少ない個体を調査のために乱獲すれば、結果としてその生命を地球上から失わせることになりかねない。遠回りかもしれないが、まずは個体数を増やすためにも環境を整えることが大切になる。2015/09/27

m1104m

3
カブトガニはクモに近い存在。血液はとても貴重。2018/04/08

takao

3
三葉虫の子孫 ・なぜ、生きた化石があるのか。p.47では、「2億年も前に、新たに進化する必要がないほど環境(干潟)に適した体と生活スタイルを確立していたからです。」とあるが、これは進化の中立性から考えるとどうなのか?2017/01/16

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