デジタル時代のホーンスピーカー製作―試作不要!シミュレーションで実特性を完全予測

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デジタル時代のホーンスピーカー製作―試作不要!シミュレーションで実特性を完全予測

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  • サイズ B5判/ページ数 286p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784416115312
  • NDC分類 547.31
  • Cコード C2055

出版社内容情報

コンピューターによる設計とシミュレーションおよび測定による,オーディオマニア憧れの中音および高音ウッドホーンの自作手引き書.

・オーディオマニアが憧れるホーン型スピーカーは,現在市販製品があるものの,その種類は限定され,マニアが好む優れたものは古い製品に多く,中古市場で高値で取引されている.本書はそのような優れたホーン型スピーカーの自作手引き書で,月刊オーディオ雑誌『MJ無線と実験』で掲載した記事をまとめ直した「ホーンスピーカー設計・製作法」(1991年発行)に近年の研究成果を反映させたもの.高性能なウッドホーンは,製品は非常に高価であるが,手間と時間を惜しまなければ,本書に従って製品に勝るとも劣らない作品を製作することができる.
・設計はコンピューターシミュレーションで行い,測定もコンピューターと連動させ,設計通りの特性を持つホーンを完成できる.木の無垢材集成材を使用し,機能的で美しい中高音用ホーンスピーカーを19種類製作する.また同じ木工なので,低音用エンクロージャーも5種類製作する.
・このほか,スピーカーとアンプの電気的関係,リスニングルームの特性なども,コンピューターシミュレーションによって解析,デジタル音声処理技術によって調整する.

【著者紹介】
日本IBMでハードディスクなどの設計に携わる一方,趣味の木工技術を駆使したスピーカー製作記事をMJ誌に発表.早くからパソコンを応用した音響計測を独力で開発,設計と実測の擦り合わせでオーディオを研鑽してきた.最近はiOSによる音響計測に注力している.

目次

第1章 ホーンスピーカーについて(ホーンの魅力とDIYの楽しみ;ホーンの理論、構造と特徴 ほか)
第2章 スピーカー特性の測定法(スピーカー特性の測定法;音響特性の測定法)
第3章 ホーンスピーカーの製作(コンプレッションドライバー;材料と工具 ほか)
第4章 低域スピーカーエンクロージャーの設計と製作(スピーカーエンクロージャーの設計;E‐280型(46cm口径)JBL2245H用280リットルエンクロージャーの製作 ほか)
第5章 スピーカーシステムの構成、調整と音響環境(スピーカーシステムの構成;アンプとスピーカーの相互作用 ほか)

著者等紹介

新井悠一[アライユウイチ]
1940年東京に生まれる。秋葉原に通ったラジオ少年、学生時代はアンプの製作に熱中した。コンピューター会社に勤務のかたわら、木工作、スピーカーシステムの製作、パソコンによる測定システム制作などDIYに熱中。『無線と実験(MJ無線と実験)』誌1984年3月号に「パソコンを使ったスピーカーシステムの測定」を投稿以来、現在に至るまで同誌にスピーカー製作、オーディオ測定関連記事を投稿している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。