出版社内容情報
歴史、生態学、食文化…さまざまな切り口で「ナマズ」に迫る。ヒトとナマズの数千年にわたる関係史、文化誌のすべてを網羅した一冊。自然科学、人文科学、社会科学の各分野における第一人者や気鋭の研究者、研究家、作家らがそれぞれの専門や独自の視点から「ナマズ」を縦横無尽に論じる稀代の一冊。
ヒトはナマズをどのように眺め、どのように接し、食べ、ときに畏れてきたのか、そしてヒトはナマズをどこまで解き明かしたのか。
ヒトとナマズの数千年にわたる関係史、文化誌のすべてを網羅。
第1章 ナマズの博覧誌
第2章 ナマズをめぐる信仰と伝承
第3章 暮らしの中のナマズ
第4章 ナマズのサイエンス
*大きく4章に分けて、構成しています。
秋篠宮文仁[アキシノノミヤフミヒト]
秋篠宮文仁:1965年東京都生まれ。理学博士。専門は生き物文化誌。1986年より公益財団法人山階鳥類研究所 総裁。1988年より公益財団法人日本動物園水族館協会 総裁。2007年より東京大学総合研究博物館 特任研究員後、特招研究員。2008年より東京農業大学・同大学短期大学部 客員教授。主な編著書に『鳥学大全』(東京大学総合研究博物館)、『鶏と人?民族生物学の視点から』(小学館)ほか。
緒方 喜雄[オガタ ヨシオ]
緒方 喜雄:1964年東京都生まれ。メーカー勤務の傍ら生き物文化誌を研究。歴史学の視点から魚の民俗に興味を持つ。多摩川流域の調査に携わり、その成果を「多摩川における魚類民俗学の研究(1996)に報告。ナマズに関してさまざまな角度からのアプローチを試みている。「ナマズのあれこれ」(BIOSTORY Vol.10)、生き物文化誌学会の「にょろにょろ例会」を担当。
森 誠一[モリ セイイチ]
森 誠一:1956年三重県生まれ。岐阜経済大学教授。福井県大野市「イトヨの里」館長。理学博士。専門は進化生態学、社会行動学。日本魚類学会外来魚問題検討部会長、応用生態工学会編集長。著書『トゲウオのいる川』(中公新書)、『トゲウオの自然史』(北海道大学図書刊行会)ほか多数。
内容説明
人文科学、社会科学、自然科学の各分野における第一人者や気鋭の研究者、研究家、作家らがそれぞれの専門や独自の視点から「ナマズ」を縦横無尽に論じる稀代の一冊。ヒトはマナズをどのように眺め、どのように接し、食べ、ときに畏れてきたのか、そしてヒトはナマズをどこまで解き明かしたのか。ヒトとナマズの数千年にわたる関係史、文化誌のすべてを網羅。
目次
第1章 ナマズの博覧誌(ナマズの博物誌;ナマズの絵図から見た東西の博物学的交流史 ほか)
第2章 ナマズをめぐる信仰と伝承(鯰絵「瓢箪鯰」の系譜―如拙筆「瓢鮎図」から安政2年の鯰絵へ;阿蘇の鯰信仰 ほか)
第3章 暮らしの中のナマズ(水産学の立場からナマズを考える;ナマズの漁撈とその多様性 ほか)
第4章 ナマズのサイエンス(現生ナマズの系統と現状;ナマズの生態と性格 ほか)
著者等紹介
秋篠宮文仁[アキシノノミヤフミヒト]
1965年東京都生まれ。(公財)山階鳥類研究所総裁、(公社)日本動物園水族館協会総裁、東京大学総合研究博物館特招研究員、東京農業大学客員教授。理学博士。専門は生き物文化誌。とくに家畜・家禽、魚に関心を寄せている
緒方喜雄[オガタヨシオ]
1964年東京都生まれ。メーカー勤務の傍ら生き物文化誌を研究。多摩川流域の調査に携わり、その成果を「多摩川流域における魚類民俗に関する研究」(1996)に報告。ナマズに関してさまざまな角度からのアプローチを試みている
森誠一[モリセイイチ]
1956年三重県生まれ。岐阜経済大学教授。福井県大野市「イトヨの里」館長。理学博士。専門は進化生態学、社会行動学。日本魚類学会自然保護委員会委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
志村真幸