出版社内容情報
美しいデザインで定評のある、松田行正氏がレイアウトの基本を書籍、雑誌を中心に、デザイン性の高い作例をもとに解説する。
DTPに支配されたグラフィックデザイン業界において、システマチックにフロー化されたデザインは、アプリケーションの技術が特に注目され、そのスキルやスピードが評価される時代となってきた。ただ、そこでは、本来の書体選び、文字組など文字の正しい扱い方は、なかなか学べない状況になってきている。
同書は、知的で洗練されたデザインだけでなく、サブカルチャーを感じさせるムードも合わせ持つデザインで高い評価を得る、アートディレクター松田行正氏のデザインロジックを、ビギナーに分かりやすく、ふんだんな作例や図により、かなり噛み砕いて分かりやすく解説する。現場では教えてくれないレイアウトの基本をが見ているだけでも感じ取れる一冊だ。
【著者紹介】
松田 行正:アートディレクター。装丁家。数多くの書籍、雑誌のデザインをこなす。自らも“牛若丸”というブランドで出版を行う。そのブックデザインの巧みな表現は定評がある。
目次
1 絶対覚えておきたいデザインのルール(どちらが読みやすい?;レイアウト、マネするだけで上手くなる3つのポイント ほか)
2 書籍デザインのレイアウト(書籍デザイン、これだけ覚えれば上達するポイント;はじめにQ数を決める ほか)
3 雑誌のデザイン 初級編(文章が多い雑誌デザイン、マネするだけで上手くなるポイント;文芸誌『こころ』のケーススタディ ほか)
4 雑誌のデザイン 中級編(図版が多い雑誌デザイン、マネするだけで上手くなるポイント;インテリア雑誌『コンフォルト』のケーススタディ ほか)
5 メイキング(雑誌レイアウト(上級編・メイキング))
著者等紹介
松田行正[マツダユキマサ]
1948年、静岡県生まれ。マツダデザインオフィス代表。「シンプル(単純)&コンプレックス(複雑)」をモットーに、書籍の装丁や雑誌のエディトリアルデザイン、書籍の執筆・編集などを手がける。85年、牛若丸出版を発足。独自の視点で設定したテーマを掘り下げ、オブジェとして成立させた造本設計を追求する。多摩美術大学造形表現学部デザイン学科非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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