中公文庫<br> 汝の名 (新装版)

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中公文庫
汝の名 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 391p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122069978
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

三十代の若さで事業に成功し、誰もが憧れる優雅な生活をおくる麻生陶子。だが、その美貌とは裏腹に、「理想の人生」を手に入れるためには、恋も仕事も計算し尽くす人間だ。その陶子には、彼女を崇拝し奴隷の如く仕える妹の久恵がいた。しかし、ある日、この歪んだ姉妹関係が崩れ始め、驚愕の真実が明らかになっていく……。〈解説〉大矢博子

内容説明

三十代の若さで事業に成功し、誰もが憧れる優雅な生活をおくる麻生陶子。だが、その美貌とは裏腹に、「理想の人生」を手に入れるためには、恋も仕事も計算し尽くす人間だ。そんな陶子には、彼女を崇拝し奴隷の如く仕える妹の久恵がいた。しかし、ある日を境に、この奇妙な姉妹関係が崩れ始め、驚愕の事実が明らかになっていく…。

著者等紹介

明野照葉[アケノテルハ]
東京都生まれ。1998年、「雨女」で第三十七回オール讀物推理小説新人賞を受賞。2000年、『輪廻 RINKAI』で第七回松本清張賞を受賞、一躍、注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ざるこ

52
初読み作家。これはひと昔前フジ昼1時半枠ドラマのよう。ドロドロであり得ん展開もやめられない。容姿端麗姉の陶子と男に裏切られ半分鬱状態妹の久恵。姉に怯えながらも憧れる妹という主従関係にちょっとずつ違和感が。謎が小出しにされて気になってしょうがない。イケメンが次々登場。やっぱりそうよねと卑屈になる久恵の気持ちもわからんでもないが危ないビジネスながら自分を磨いて高みを目指し成功を手にする陶子の考えは尊敬できるとこも。衝撃が続いてラストはやっぱりそうくるか!のイヤミス具合は逆にすっきりで私って根性悪いなと思った。2021/03/03

けいこ

42
容姿端麗で思いのままを生きる陶子と、陶子に使われながらも憧れ以上の感情を抱く久恵。主従関係のような女2人の行先は、、。あぁ、女って怖い。とにかくその一言。嫉妬心から生み出た狂気も怖かったけれど、その先のエピローグで「あれ、それでいいんだ?」と思った私もまだまだ甘かった。でも陶子の上昇志向は嫌いじゃない。『常に自分を見失わず、目指すところに向かって自らの足で歩んでいかなくてはならない。それが真の幸せに至る道』サスペンスだけど、ちょっとだけ、私も頑張ろって思えた1冊。にしても、怖い。2021/11/16

JKD

28
感情の起伏が激しい陶子に翻弄されつつも、社会的成功者としての憧れを抱き同居を続ける久恵。やがて虚構と現実が交錯し、せめぎ合う世界で自身を抑制し演じ続けることが面倒になりエゴイズムが露になったとき、久恵の内に秘められた狡猾さが牙を剥く。久恵が静かにモンスターと化す様が恐ろしい。陶子も負けじと応戦し久恵に強烈な精神攻撃を仕掛ける。いつまでも終わらない女性としてのプライドと意地のぶつかり合い。この闘いに終わりはない。2021/01/16

Takeshi Kambara

22
怖い表紙に惹かれて購入。容姿端麗で仕事も出来る姉と、男に捨てられ姉の家に居候するメンヘラ気味の妹。従者の様な妹を蹴ったりして性格の悪い主人公だな〜と思いながらも静かなストーリーを楽しんでいた中盤、二人の関係に感じていた謎の違和感の正体が分かってからドドッと雪崩の様に変わる景色に驚き、そして驚く事も許されない程の緊張感漂う後半は凄まじい位女と女の殴り合い。ラストもまぁ恐れていた通りになってしまい後味は悪い。だけどジャケ買いした時点でこの結末を求めていたんだなと満足出来る、なかなかハイレベルなイヤミスだった。2021/03/17

KAZUKO

12
イヤミス長編小説です。姉妹の精神的戦いといいましょうか。ドロドロした女の嫉妬や妬みや欲望が赤裸々に描かれています。 読んでいて「女って怖い」とゾッとするのですが!!なぜか読んでしまうんですよね。 この物語は単に女同士の揉めごとだけではなく、老後問題、女性の働き方、人生とは?幸せとは?の問いかけが詰まっています。2022/03/07

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