出版社内容情報
いつまでも人とつながって生きるためのヒント集。医学者として80代半ばの今も現役の著者が、人と生き、老いを楽しむ方法を語る。
内容説明
人は本来、一人です。家族がバラバラなのは不幸だ、昔の友人と疎遠になって孤独だと嘆くのではなく、「今、この時が幸せなんだ」と思えるようにすることが大事です。本書は、孤独についての考え方を変え、新しい幸福感をつくるための具体例と先人の知恵を紹介しています。
目次
第1章 思い出と語らって生きる
第2章 家族のきずなを温めて生きる
第3章 一人を楽しんで生きる
第4章 友と再び出会って生きる
第5章 心を乱されずに生きる
第6章 愛の力を見直して生きる
第7章 時の流れを味わって生きる
第8章 人生の法則に即して生きる
第9章 病気と痛みを遠ざけて生きる
著者等紹介
高田明和[タカダアキカズ]
1935年静岡県生まれ。医学博士。1961年慶應義塾大学医学部卒業。同大学院生理学修了後、1966年米国ロズエル・パーク記念研究所に留学。1972年からニューヨーク州立大学助教授。1975年浜松医科大学第二生理学教授。2001年同大学を定年退官し名誉教授となる。専門は生理学、大脳生理学、血液学。80代の今も、ラジオ、テレビ出演や講演などで精力的に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
団塊シニア
18
人といつでも交流できることは幸福の一大条件というように孤独の時間を楽しむ、大切にするのではなく孤独にならないためのメッセージが主な内容で、あまり共感できなかったというのが読後の感想である。2022/01/12
ひつじパパ
4
ここに書いてある人生観をぜーんぶ自分の中に取り込めたらいいな、と思った。章をめくる度に、同調したり頷いたり。同調は、おそらく自分の過去のなかで経験してきたが、言語化されなかったからで、改めてこうして表せると頷いてしまうのだろう。中には、ハッと気付かされるものがあったりして、こうしたものは自分がそういう状況に接してこなかったから雷のような感覚で気付かされたのだろう。いずれにせよ、著者のように人間関係の中でいろいろ気づいて、悟れるようになりたいものだ。2022/01/26