内容説明
ベッド・サイド・ストーリーとは、眠れぬ夜に心の栄養にするために読む名作短編のこと。心のナイト・キャップとなるような、選りすぐりの名作たちのことだ。そういう意味の、名作短編(もしくは長編の一部分)を日本文学の歴史の中から選び出して、お休み前のひとときのためにまとめたのがこの本である。
目次
清少納言『枕草子』
紫式部『源氏物語』
鴨長明『方丈記』
『平家物語』
吉田兼好『徒然草』
井原西鶴『世間胸算用』
松尾芭蕉『奥の細道』
十返舎一九『東海道中膝栗毛』
福沢諭吉『日々のおしえ』
二葉亭四迷『浮雲』〔ほか〕
著者等紹介
清水義範[シミズヨシノリ]
1947年、名古屋市生まれ。愛知教育大学を卒業後、作家を目指して上京し、青山のファッション情報会社に就職。ゴーストライターなどもしながら作家活動に入る。88年『国語入試問題必勝法』で吉川英治文学新人賞を受賞。執筆活動は、SF、ミステリー、青春小説、エッセイなど幅広いジャンルに及び、日本文学、世界文学に関する造詣も深い。独自のジャンルである「パスティーシュ」と称される一種のパロディ作品群では、奇抜な発想とユーモアあふれる切り口で、著者ならではの才能をあますところなく発揮している。執筆のかたわら、講演活動やテレビ出演なども多く、さまざまな分野について発言している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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