出版社内容情報
百人一首は、百首の和歌を集めたものです。
歌の意味や背景を、たのしいイラスト入りオールカラーで紹介しました。和歌をもっと楽しめるコラムもいっぱい。
簡潔な解説で、百人一首に初めて触れる小中学生にぴったりです。
古典のことばなのですぐにはわからなくても、歌の意味をたどっていくと、昔の人の気持ちが、今の私たちと共通することに気づくでしょう。
あんの 秀子[アンノ ヒデコ]
著・文・その他
内容説明
歌の背景や作者の気持ちをくわしく解説。楽しいイラストつき。
目次
秋の田の仮庵の庵の苫をあらみわが衣手は露にぬれつつ(天智天皇)
春すぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山(持統天皇)
あしびきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む(柿本人麻呂)
田子の浦にうち出でてみれば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ(山部赤人)
奥山に紅葉踏みわけ鳴く鹿の声きく時ぞ秋は悲しき(猿丸大夫)
かささぎの渡せる橋におく霜の白きをみれば夜ぞふけにける(中納言家持)
天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも(安倍仲麿)
わが庵は都のたつみしかぞすむ世をうぢ山と人はいふなり(喜撰法師)
花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに(小野小町)
これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関(蝉丸)〔ほか〕
著者等紹介
あんの秀子[アンノヒデコ]
早稲田大学第一文学部卒業。広告会社・出版社を経て、文筆家に。中学・高校の国語科教員として勤めるかたわら、日本文学・日本語などをテーマに執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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