感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こだち
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徳川家康の次女、督姫を描いた小説としては恐らく唯一のもの(現時点で)なので読んだ。古い本ということもあり毒殺説を採用しているので(人物解説を読むと伝説と断っているが)徳川家の姫好きには全くおすすめしない。 作者が関心を持っているのは池田利隆と生母の絲姫だけである。 仮にも"姫路城"と銘打って、地の文で西国将軍と称揚する割に何がどうすごいのか分からない輝政と 身勝手な上に性格的な美点が見当たらない督姫(五男二女をもうけた母なのに)がいるとは思わず唖然。 初代藩主夫妻なんだからもっと好意的に描いてほしかった。2017/12/19
