成美文庫<br> 一冊で読む執権北条時宗と蒙古襲来

成美文庫
一冊で読む執権北条時宗と蒙古襲来

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  • サイズ 文庫判/ページ数 253p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784415068947
  • NDC分類 210.43
  • Cコード C0121

内容説明

モンゴル皇帝フビライの服属要求を拒否してついに戦争は不可避のものとなった。日本史上未曾有の困難、文永・弘安の両役に立ち向かった青年執権北条時宗の戦略と、それを支える鎌倉執権政治の職制と危機管理はどのようなものであったのか。大軍に果敢に挑んだ鎌倉武士の実相と蒙古襲来に関する数々の歴史の謎に迫る。執権政治の頂点を極めた時宗の野望と挫折。

目次

第1章 蒙古襲来
第2章 モンゴル帝国から元朝へ
第3章 北条時宗への権力集中
第4章 徹底分析―文永の役
第5章 徹底分析―弘安の役
第6章 その後の東アジアと日本

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

フジコ

2
特に興味深かった箇所は、文永の役。初めての外国との戦い。文化の違いから当たり前だが戦争の仕方も段取りや常識、何もかもがまったく違う。いざ、戦の開始となったときの初見、互いの第一印象は、恐らく「はぁっ?!」とか「えー!」とか、きっと相当な衝撃を受け、戸惑ったことだろうと想像する。日本は刀にしろ矢にしろ個々の騎馬による武士の礼儀作法に基づいて戦いを始めるのが常識なのに対し、蒙古は大陸文化で出来上がった団体戦で、太鼓や銅鑼の音の指示に合わせて数千もの多勢が綺麗に揃って一斉に動く歩兵。迫力ありました。2014/12/02

DearestAnna0109

1
学生の頃は日本史の教科書なんて戦国時代と明治維新以外は無理やり読んでました。 なのにいつの頃からわざわざ自らお金を出してまでこんな本も読むように。 時代小説ではなく一般向けの優しい研究書になるのでしょうが、事実の羅列だけで構成にも工夫がないので学べることの喜びが削がれ、結果として退屈な読書時間となりました。 蒙古襲来というこの国においても特異な大事件なのですから、もう少し読み手の興味をかきたてるものにできたのではと思ってしまいました。2019/02/05

えびえび

1
南宋、高麗と鎌倉幕府の関りをモンゴル侵攻の経緯を絡めて解説する本。当時の東アジアの情勢を手軽に知るのに良いかもしれません。2013/03/25

1
書名は中心話題で、内容的には鎌倉時代の東アジア史といっていいと思う。北条家内部の抗争が簡潔に語られているし、モンゴル帝国についてもさらっとおさらいできた。2010/12/13

naoto

1
元と鎌倉幕府と高麗、滅亡が同じころって知りませんでした!2009/03/22

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