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内容説明
江戸中期、火浣布(燃えない布)や寒暖計、エレキテル(摩擦起電機)の製作などレオナルド・ダ・ビンチに比せられるほど、多彩な才能を発揮した平賀源内にとって封建制度の壁は厚かった。彼は18世紀から20世紀にまたがる大きな虹を描いてみせた。それは壮大で華麗ではあったが、早すぎたはかない虹であった。そこに彼の悲劇があった。
目次
岡の松
天狗小僧
平賀が智
本草学
霞にて
長崎遊学
生き神様
井戸を出るかわず
学問と放蕩と
同じ釜の〔ほか〕