内容説明
古代建築から寝殿造、数寄屋造、超高層ビルまで、60のテーマをイラストと写真でわかりやすく解説。
目次
第1章 集落・都市の形成(縄文時代の計画的集落「三内丸山遺跡」;古代都城にみる壮大なグランドデザイン;武家政権ながら京を雛形とした「鎌倉の都市計画」 ほか)
第2章 構造と技術の発展(高温多湿の気候に合わせた高床式建物;世界最古の木造建築物、法隆寺の謎;1250年間、宝物を守り続けた正倉院 ほか)
第3章 建築に見る日本の社会と文化(約200年間で6、7度も倒壊した出雲大社;観音信仰の流行で誕生した清水の舞台;左右対称が理想とされた寝殿造 ほか)
著者等紹介
藤谷陽悦[フジヤヨウエツ]
日本大学生産工学部建築工学科教授、工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kouro-hou
17
隅々まで文字の詰まった建築解説本。現存するしないの建築物や集落30ケースを都市形成、構造と技術、社会と文化の3つのテーマに分けて時代をおって解説していく。江戸初期でも現役だった竪穴式住居。どうせ火事で焼けるのでチープで良かった。だがしかし40余年で完成させた江戸城天守閣が20年足らずで明暦の大火で消失。さすがにどうよというのと技術革新で桟瓦が開発。民家も瓦葺できるようになり、享保の改革時に江戸は耐火建築化。明治の赤レンガの元になるも関東大震災で一掃。震災に耐えた鉄骨造へと切り替わっていく背景が分かり易い。2016/12/15
ねなにょ
12
建物が好きなので…。これ1冊で、『すべて』はわからないけれど、本当に、いろいろな建物があるんだなぁ~と。2014/10/01
よこ
0
日本建築の歴史がかかれてあった。 歴史の流れを掴むことができた。2018/04/05