内容説明
本巻では、奈良時代・平安時代・鎌倉時代をあつかいます。このうち、奈良・平安時代は貴族の時代、鎌倉時代は武士の時代といわれていますので、この一冊で、貴族の時代から武士の時代への移り変わりをつかむことができます。奈良(平城京)に都が置かれていた時代が奈良時代です。聖武天皇による大仏造立に代表されるように、律令国家体制の下で仏教が急速に普及しました。京都(平安京)に都が置かれ、源頼朝によって鎌倉に幕府が開かれるまでの約400年を平安時代とよんでいます。藤原氏に代表される貴族の全盛時代ですが、そうした時代に武士が発生し、やがて、貴族に代わって政権をうちたてました。各地でおきた武士たちの反乱、そして源平争乱を経て武家政権誕生までの経過をダイナミックに描きだし、その後の元寇と、鎌倉幕府の崩壊までを追いかけています。
目次
第1章 大仏建立
第2章 平安京へ
第3章 摂関時代
第4章 武士の登場
第5章 院政と源平の興亡
第6章 京と鎌倉
第7章 元の襲来
第8章 倒幕の人々
著者等紹介
小和田哲男[オワダテツオ]
静岡大学教育学部教授
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