日本のありふれた心理療法―ローカルな日常臨床のための心理学と医療人類学

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日本のありふれた心理療法―ローカルな日常臨床のための心理学と医療人類学

  • 東畑 開人【著】
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  • 誠信書房(2017/02発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 323p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784414416237
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C3011

出版社内容情報

欧米の心理療法モデルに対して現場レベルで妥協され、変形し、語り難いものとなった心理療法こそ日本のありふれた心理療法である心理療法は必ず文化の中で行われる。だから、欧米で生まれた心理療法は、日本文化に合わせて変形したし、教科書に描かれる心理療法は、それぞれのローカルな現場の事情に合わせて妥協されざるをえない。そうやって、私たちのありふれた心理療法は営まれる。本書は、臨床心理学と医療人類学の二つの視点から、そのような文化と心理療法のダイナミズムを明らかにする。臨床心理学の専門性が問われる今、刺激的な心理臨床論が誕生。

序章 ポストモダンのローカルな心理療法論



第?部 心理学する治療文化

 第1章 日本のありふれた心理療法のための理論

 第2章 「心理学すること」の発生――Super-Visionを病むこと



第?部 こころの表面を取り繕うこと――日本のありふれた説明モデル

 第3章 覆いをつくることの二種――精神病のありふれた心理療法

 第4章 かたちづくることと美的治癒――パーソナリティ障害のありふれた心理療法?

 第5章「オモテとウラ」の裏――パーソナリティ障害のありふれた心理療法?



第?部 人類学的分析へ―文化を考える

 第6章 文化の中の心理療法?文化的抵抗と文化的交渉

 第7章 心理療法を再考する―霊から心へ



第?部 方法について

 第8章 野生の事例研究論――ありふれた心理臨床家のための方法

 補 章 ありふれた事例研究執筆マニュアル



複数の純金と合金そしてフロイトアヒル――あとがきに代えて



東畑 開人[トウハタ カイト]
十文字学園女子大学人間生活学部講師

目次

ポストモダンのローカルな心理療法論
第1部 心理学する治療文化(日本のありふれた心理療法のための理論;「心理学すること」の発生―Super‐Visionを病むこと)
第2部 こころの表面を取り繕うこと―日本のありふれた説明モデル(覆いをつくることの二種―精神病のありふれた心理療法;かたちづくることと美的治癒―パーソナリティ障害のありふれた心理療法1;「オモテとウラ」の裏―パーソナリティ障害のありふれた心理療法2)
第3部 人類学的分析へ―文化を考える(文化の中の心理療法―文化的抵抗と文化的交渉;心理療法を再考する―霊から心へ)
第4部 方法について(野生の事例研究論―ありふれた心理臨床家のための方法;ありふれた事例研究執筆マニュアル)

著者等紹介

東畑開人[トウハタカイト]
1983年生まれ。2005年京都大学教育学部卒業。2010年京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。2013年日本心理臨床学会奨励賞受賞。沖縄の精神科クリニックを経て、現在、十文字学園女子大学専任講師。博士(教育学)、臨床心理士。白金高輪カウンセリングルーム開業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ネギっ子gen

57
【多元的であること、そしてその多元性についてリフレクシブに考えることが出来ること、そういうことがクライエントの生の多様性を支えるものとなる】日常臨床を、医療人類学の視点も加味して理解しようとした書。精神科クリニックの心理士として働いていた6年間の論文を加え年代順に収録。巻末に文献と索引。2017年刊。<この本では、心理療法が「心理学すること」と「関係すること」を成分とした営みであることを論じました。心理療法とは、問題を心理学的に理解することと、クライエントとの間で関係を生きることではないかと考えた>と。⇒2025/04/18

ステビア

13
『野の医者は笑う』の理論編といったところ。こちらも良著です。2018/07/01

言いたい放題

8
面白かったー。私がどこまで理解できているのか怪しいところではあるけれども。けど、私が10代後半〜20代前半にあほみたいなことしてる間に東畑さんは一生懸命論文を書いていたのかと思うと自分が嫌になりました。あと、かれこれ臨床心理学を4年間くらい学んできましたが、臨床心理学にできることには限界があると感じ始めた今日この頃。栄養学の勉強でもしようかな。2023/08/23

のんタコス

7
文章がまどろっこしくて、読んでるうちに何について書いてあるのか分からなくなり(汗) 何度も挫折… 正直、私には難しくて…なかなか進まなかった。 描画療法は興味深かった。 心の病気を定義する難しさを感じた。2022/04/18

素人

7
日々の臨床実践は、ローカルな文化に住まうクライアントと心理療法家が日常的な「交渉」をすることで作られる。筆者はこうした実践のありようを日本の「ありふれた心理療法」と呼び、医療人類学の成果を参照しつつ内側からの視点で記述することを試みている。2022/03/05

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