精神分析から見た成人の自閉スペクトラム―中核群から多様な拡がりへ

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精神分析から見た成人の自閉スペクトラム―中核群から多様な拡がりへ

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  • サイズ A5判/ページ数 416p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784414416213
  • NDC分類 493.76
  • Cコード C3011

出版社内容情報

本書は極めて現代的なテーマである自閉スペクトラムの解明と打開に精神分析がいかに貢献できるかという点から収録された臨床例である人とのコミュニケーションや関わりが困難な自閉スペクトラム障害をもつ人に対する精神分析的アプローチに関する書。従来の精神分析理論や技法とは異なった角度から様々なこころみを実践する。精神分析が自閉症の問題に対応できないという批判に抗して新しい視点と症例を紹介する。

序(福本 修)



第?部 総説と展望



第1章 自閉症中核群への精神分析的アプローチ(平井 正三)

第2章 自閉症スペクトラム症のこころの発達――パーソナリティ障害との架け橋(木部 則雄)

第3章 成人症例の自閉性再考(福本 修)



第?部 児童期症例の理解



第4章 発達障害を持つと考えられる子どもとその家族のアセスメント(鵜飼 奈津子)

第5章 自閉症を持つ男児との集中心理療法――アグレッションをめぐって(脇谷 順子)

第6章 自閉症を抱えた子どもとの精神分析的心理療法(西村 理晃)



第?部 成人例での臨床試験



第7章 「重ね着症候群」(衣笠)について(皆川 英明)

第8章 パーソナリティ障害との異同は何か?――成人の自閉スペクトラムの臨床に向けて(岡田 暁宜)

第9章 ADHDのこころの発達――症例報告と発達の展開(木部 則雄)

第10章 1990年代前半の診断の混乱について(福本 修)

第11章 〈あなたはここで〉から〈あなたとわたし〉へ――青年期症例を自閉の病理の観点から振り返る(高野 晶)

第12章 長期関与した精神分析的精神療法から(池田 政俊)

第13章 「自閉的パーソナリティ」と分析的グループ療法(浅田 護)

第14章 ベータ要素のバリエーションと自閉性知覚要素――ビオンの変形理論から見た幻覚心性と自閉性変形(飛谷 渉)



第?部 症例の総合的研究



第15章 自閉症児が内的空間を形成していく過程の素描(植木田 潤)

 第15章へのコメント1(平井 正三)

 第15章へのコメント2――パルス状の主体の発見(福本 修)

第16章 「ゆるむこと」と「ぶつかること」を恐れる青年期女性への心理療法(淀 直子)

 第16章へのコメント1――精神分析のテーマと技法(木部 則雄)

 第16章へのコメント2――軽度の自閉スペクトラム症の青年の心理療法と付着一体性対象関係(平井 正三)

第17章 自己と対象への気づきと自閉状態との満ち引き――アメーバ様だった男性の事例から(松本 拓真)

 第17章へのコメント1――「自閉スペクトラム」への治療的関与の可能性(福本 修)

 第17章へのコメント2(飛谷 渉)



総括 自閉スペクトラムの拡がりと今後の課題



第18章 自閉スペクトラム症への精神分析的アプローチ再考――「間主観性/相互主体性ゲーム」の観点から(平井 正三)



あとがき(福本 修)



人名索引

事項索引

福本 修[フクモト オサム]
恵泉女学園大学教授、代官山心理・分析オフィス

平井 正三[ヒライ ショウゾウ]
御池心理臨床センター、NPO法人子どもの心理療法支援会理事長、大阪経済大学教授

目次

第1部 総説と展望(自閉症中核群への精神分析的アプローチ;自閉スペクトラム症のこころの発達―パーソナリティ障害との架け橋 ほか)
第2部 児童期症例の理解(発達障害を持つと考えられる子どもとその家族のアセスメント;自閉症を持つ男児との集中心理療法―アグレッションをめぐって ほか)
第3部 成人例での臨床経験(「重ね着症候群」(衣笠)について
パーソナリティ障害との異同は何か?―成人の自閉スペクトラムの臨床に向けて ほか)
第4部 症例の総合的研究(自閉症児が内的空間を形成していく過程の素描;「ゆるむこと」と「ぶつかること」を恐れる青年期女性の心理療法 ほか)
総括 自閉スペクトラムの拡がりと今後の課題(自閉スペクトラム症への精神分析的アプローチ再考―「間主観性/相互主体性ゲーム」の観点から)

著者等紹介

福本修[フクモトオサム]
1958年横浜生まれ。1982年東京大学医学部医学科卒業。1990年静岡大学保健管理センター助教授。1993年タヴィストック・クリニック成人部門留学。2000年タヴィストック・クリニック成人精神分析的精神療法課程修了。現在、恵泉女学園大学教授、代官山心理・分析オフィス。国際精神分析協会正会員・日本精神分析協会正会員・訓練分析家

平井正三[ヒライショウゾウ]
1963年兵庫県生まれ。1986年京都大学教育学部卒業。1992年京都大学大学院博士課程研究指導認定退学。1997年タヴィストック・クリニック児童心理療法士資格取得。1997年~2006年佛教大学臨床心理研究センター嘱託臨床心理士。2000年~2003年京都光華女子大学助教授。2004年~御池心理療法センター開業。2005年~NPO法人子どもの心理療法支援会理事長。2012年~大阪経済大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんどん

1
ちらよみ。グループワークの混乱ぶり。当事者会はやはり相当な覚悟が必要と見た。2019/06/26

Masakazu Shimamura

0
難攻不落の自閉に精神分析、とりわけ日本のクライニアン達が愚直に挑み続ける論文集。2017/04/08

あべっち

0
わりと雑多な内容だが、事例紹介はおもしろかった。2023/12/13

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