出版社内容情報
長年コッホのバウムテスト研究に携わってきた心理臨床家が解釈理論の構築に貢献できる指標・樹型・樹種等の発達調査をまとめた労作長年心理臨床に携わってきた著者によるコッホのバウムテストの発達研究の集大成。発達面から『バウムテスト第3版』を読み解き、58指標の判定基準を明確化し、わが国独自の解釈理論の構築に貢献できる指標・樹型・樹種の発達調査をまとめた労作。
第?章 はじめに
第?章 バウムテストの体系化の過程
1 初版(1949)
2 英語版(1952)
3 第2版(1954)
4 第3版(1957)
第?章 実施法
1 原著で指示された教示
2 わが国で使用される教示
3 実施法についての原著での記述
4 実施法の実際
第?章 バウムの指標
1 自然の木の表現型
2 58指標の判定基準の明確化
3 58指標の出現率
4 早期型
第?章 バウムの樹型
1 樹型分類の視点
2 樹型の分類表の作成
3 樹型調査の方法
4 樹型調査の結果
5 臨床事例における「幹線の上端から枝」の変化
6 コッホの指標と樹型との関連
7 倒立像のバウム
8 樹型の特性
第?章 バウムの幹と枝
1 幹の輪郭
2 根元の広がり
3 幹先端の分類
4 幹下端の分類
5 根
6 地面線と地面
7 枝
8 コッホの発達調査との比較
第?章 バウムの樹種
1 樹種の分類表の作成
2 樹種調査の方法
3 樹種調査の結果
第?章 教示の効果
1 “実のなる木”の教示効果
2 “1本”の教示効果
第?章 バウムテストの特性
第?章 おわりに
あとがき
引用・参考文献
資料
1 バウムテストと関連事項の年表
2 國吉政一訳「カール・コッホの講演1957年3月」
3 藤岡喜愛による「バウムのとりかた」
4 教示の実態調査
5 掲載バウムについて
6 58指標の指標名一覧表
7 58指標の出現率一覧表(コッホ)
8 バウムの樹種(関西地方)
中島 ナオミ[ナカシマ ナオミ]
元関西福祉科学大学教授、臨床心理士
内容説明
長年心理臨床に携わってきた著者によるコッホのバウムテストの発達研究の集大成。発達面から『バウムテスト第3版』を読み解き、58指標の判定基準を明確化し、わが国独自の解釈理論の構築に貢献できる指標・樹型・樹種の発達調査をまとめた労作。約7,700枚のバウムから選んださまざまな260枚余のバウムを例示。
目次
第1章 はじめに
第2章 バウムテストの体系化の過程
第3章 実施法
第4章 バウムの指標
第5章 バウムの樹型
第6章 バウムの幹と枝
第7章 バウムの樹種
第8章 教示の効果
第9章 バウムテストの特性
第10章 おわりに
著者等紹介
中島ナオミ[ナカシマナオミ]
1971年関西学院大学文学部心理学科卒業。大阪府立公衆衛生研究所精神衛生部勤務。1998年大阪教育大学大学院精神・社会健康科学コース修了。2003年大阪府退職、関西女子短期大学助教授。2005年甲子園大学大学院博士後期課程満期退学。2007年関西福祉科学大学准教授。2012年同大学教授。2014年に同大学を退職し、現在に至る。博士(人間文化学)・臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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