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内容説明
子どもがトラウマ体験を遊びの中で再演する「ポストトラウマティック・プレイ」。それはトラウマとなった体験が、再現性の症状として反復されるものであり、セラピストはその症状を捉えて子どものトラウマ性の体験に直接働きかけ、トラウマの治癒を目指す。本書は全米屈指の心理療法専門家であり、そうしたプレイセラピーによる治療のあり方を構築したエリアナ・ギルによる、ポストトラウマティック・プレイについての理論と、それに対する臨床実践の集大成である*
目次
第1部 ポストトラウマティック・プレイの理解(子どものポストトラウマティック・プレイへの導入;ポストトラウマティック・プレイの種類、形態、段階;ポストトラウマティック・プレイの評価と中毒性のある場合の介入;日常場面およびプレイルームにおけるポストトラウマティック・プレイ;より広いコンテクストにおける治療―ポストトラウマティック・プレイへの体系的アプローチ)
第2部 臨床事例の提示(交通事故;「もしママが戻ってきたら」;パパは私が本当に悪いときに叩くの;ポストトラウマティック・プレイが自然に起こらないとき;火傷;慢性的な性的虐待;いじめがもたらす戦慄;「自分で外に出るよ」;合同セッションによるナラティブの共有)
著者等紹介
西澤哲[ニシザワサトル]
1981年大阪大学人間科学部行動学専攻課程卒業。1988年サンフランシスコ州立大学大学院教育学研究科カウンセリング学科修士課程修了。日本社会事業大学助教授、大阪大学人間科学研究科助教授を経て、山梨県立大学人間福祉学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。