目次
第1章 デリケートなバランス
第2章 悪口、罵詈雑言、洗脳
第3章 親と引き離された子ども
第4章 有害な動機
第5章 片親疎外を引き起こす状況
第6章 現実の改変
第7章 毒のコントロール
第8章 手放す
著者等紹介
ウォーシャック,リチャード・A.[ウォーシャック,リチャードA.][Warshak,Richard A.]
離婚・監護権・片親疎外に関する研究の世界的権威であり、著名な臨床心理学者。合衆国内だけでなく、世界中の弁護士、メンタルヘルスの専門家、親たちの相談を受けている。ニューヨーク州マンハッタン生まれ、ブルックリン育ち。ミッドウッド高校を卒業後、コーネル大学で学士号を取得、テキサス大学サウスウェスタン・メディカル・センターで博士号を授与される。現在、妻と共にテキサス州ダラスに在住。テキサス大学サウスウェスタン・メディカルセンターの心理学部門の臨床教授
青木聡[アオキアキラ]
1968年福岡県に生まれる。1997年上智大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、大正大学人間学部臨床心理学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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木麻黄
2
読みにくい本ですが、読む価値のある本です。片親阻害については、ICD-11で疾病認定されることになったので(誤ち)、日本でもこの問題は益々脚光を浴びることになるでしょう。この問題が難しいのは、完全に病的な片親阻害というものがなく、阻害する側(多くは同居親)にも常に一分の理があることだと思います。ここが通常の虐待と最も大きく異なるところです。第4章有害な動機は、阻害側の複雑な心理を解読する上で、とても役に立ちます。逆にそれ以外は、事例がアメリカンすぎて日本人にはピン来ないものもありました。2021/01/27
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