目次
第1部 理論と概念(境界性パーソナリティ障害―概念、論争、定義;治療の弁証法的基盤と生物社会的基盤 ほか)
第2部 治療の概要と目標(治療の概要―標的、戦略、前提の要約;治療における行動標的―増加または減少させるべき行動 ほか)
第3部 基本的な治療戦略(弁証法的治療戦略;核となる戦略(パート1)―認証 ほか)
第4部 特定の課題に対する戦略(構造的戦略;特別な治療戦略)
著者等紹介
大野裕[オオノユタカ]
1950年生まれ。1978年慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学教授(保健管理センター)
岩坂彰[イワサカアキラ]
1958年生まれ。1981年京都大学文学部哲学科卒業。現在、翻訳家
井沢功一朗[イザワコウイチロウ]
1968年生まれ。1997年慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、上越教育大学学校教育研究科臨床心理学コース講師
松岡律[マツオカタダシ]
1970年生まれ。2004年兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科博士課程単位取得退学。現在、環太平洋大学講師
石井留美[イシイルミ]
1971年生まれ。1996年慶應義塾大学大学院社会学研究科修士課程修了。現在、銀座メンタルクリニック心理相談室心理士
阿佐美雅弘[アザミマサヒロ]
1970年生まれ。1997年慶應義塾大学大学院社会学研究科修了。現在、一橋大学保健センター講師、臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たかね@心理学
4
この一冊だけで様々な困難に立ち向かえる、というほど様々な事例に対応できる説明がされている。個々の解説が多量であり読みにくいが、困難事例に出会った時の手引としては十分に使用可能である。ただDBT内で使われている認知なり精神なりの療法については概要しか書かれていないため注意。――危機に対する指示はあるものの、DBT自体にこれ、という明確で詳細なアプローチが確立しているわけではない。個々の患者さんに対して柔軟に対応するのがDBTである。大まかな流れの中で、弁証法的にバランスを取ることが重要である。2015/04/16
日高サン
1
療法の考え方がとにかくすき。2016/01/30