内容説明
本書は、臨床心理士養成を目的とする大学院臨床心理学研究科、臨床心理学専攻の必修科目「臨床心理査定演習」の基本的テキストとして、また「臨床心理基礎実習」「臨床心理実習」における臨床心理査定の実際に役立つことを目指して構成されている。
目次
第1章 臨床心理査定総論(臨床心理査定の理論モデル;心理テストと臨床心理査定 ほか)
第2章 心理機能水準論(心理臨床にとっての異常心理学の意味;異常心理学のアウトライン ほか)
第3章 面接・観察査定論(面接・観察の方法論;観察査定 ほか)
第4章 心理テスト査定論(臨床心理査定用具としての心理テスト;心理テストの理論的基盤 ほか)
第5章 臨床心理査定事例研究(事例1:L(非行・犯罪)
事例2:Y(シンナー常用) ほか)
著者等紹介
岡堂哲雄[オカドウテツオ]
1932年北海道に生まれる。1954年東北大学文学部心理学科卒業。現在、聖徳大学教授、文教大学名誉教授。教育学博士、臨床心理士
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感想・レビュー
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水野
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テストバッテリーの事例がちまちま載ってるのがいいですね。卒論修論の冒頭みたいな……臨床の個別性もあって一般論というよりは、書いてる人の主義主張がしっかり出ている感じで、合う合わないがあるかも。この本を読む人が望むのは4章の心理テスト周りの話かなとは思いますが、もっと広い意味(面接の中でクライエントをいかに見立てるか、みたいなレベル)の査定も扱っています。これはこれで。そもそも心理テストとは、みたいなこととかも扱ってて、臨床心理士試験勉強にはよいのかも。参考文献もしっかり書いてあるので、ここから広げるにもや2012/05/21
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- 和書
- 藍の夜明け 角川文庫