内容説明
本書は、Depressionの主要な理論を回顧し、その多様な形態の臨床症状を記述した後に、われわれ成人、児童、および青年にみられるこの病態の精神力動と精神療法について考察する。
目次
第1部 基本概念と顕著な症状(心理学的方法からみた基本問題;うつ病概念の批判的回顧;成人のうつ病の顕著な症状;児童期・青年期のうつ病の顕著な症状)
第2部 精神力動(悲哀の精神生物学;重症うつ病の精神力動;軽症うつ病の精神力動;児童と青年のうつ病と自殺の精神力動)
第3部 精神療法(重症うつ病の精神療法;重症うつ病の精神療法 臨床例;産後うつ病;中年期のうつ病の精神療法;軽症うつ病の精神療法;症例提示;軽症うつ病の精神療法;児童・青年のうつ病の精神療法)
第4部 うつ病の社会学的・文学的側面(フランツ・カフカ―文学者にみる抑うつ性格者の原型)
第5部 認知とうつ病の先進的分析