内容説明
心理臨床やメンタルヘルスサービスにかかわる心の専門家に向けて、業務のなかで出会う法律に関し、心の専門家自身が紹介した書。教育、福祉、労働、司法、矯正、医療など、すでに実践現場で奮闘中の臨床家はもちろんのこと、これから専門家を目指す大学生・大学院生にも実践的教科書として役立つ。付録には、心の支援にとくに関係の深い法律(精神保健福祉法、児童虐待防止法、DV防止法、ストーカー規制法、犯罪被害者等基本法、発達障害者支援法など)を掲載した。
目次
心に関連する法律の全体像
精神保健福祉法
医療現場における法律
心のサポート関連職種:医療関係
心のサポート関連職種:福祉ほか
児童臨床
家庭領域:DV防止法を中心に
学校臨床と法律
職域におけるメンタルヘルス対策
少年非行・少年犯罪に関する法律
司法と犯罪
地域保健
精神障害者の社会復帰・社会参加
高齢者の精神保健・介護保険法を中心に
心の専門家における倫理
事故に対する責任
自己決定権と社会参加
成年後見制度
守秘義務と情報公開
災害や犯罪被害への心のケア
国民の不安と法律支援:総合法律支援法など
著者等紹介
佐藤進[サトウススム]
現在:新潟青陵大学前学長、同看護福祉心理学部名誉教授、日本女子大学名誉教授、立正大学名誉教授、法学博士
津川律子[ツガワリツコ]
現在:日本大学文理学部心理学科助教授、帝京大学医学部附属溝口病院精神神経科非常勤講師、日本精神衛生学会常任理事
元永拓郎[モトナガタクロウ]
現在:帝京大学大学院文学研究科臨床心理学専攻助教授、日本精神衛生学会事務局長・常任理事、日本学校メンタルヘルス学会副編集委員長・評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。