言葉の深みへ―心理臨床の言葉についての一考察

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  • サイズ A5判/ページ数 177p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784414400090
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C3011

内容説明

心理臨床において、言葉を日常的な表層の次元で捉えていると、クライエントの内なる語りは聞こえてこない。発せられた言葉の背後にある、言葉にならないイメージの世界に深く入っていくことこそが重要である。これは形骸化した言葉に豊かな意味を取り戻す受肉の作業であり、心理療法家との関係性の中でなしうる。本書では、心理臨床での実践や著者自身の体験を踏まえ、言葉の意味の深みに関する考察を試み、現代社会に言葉についての再考を促す。

目次

第1章 言葉への関心
第2章 言葉の意味
第3章 日常の次元から深みへの下降
第4章 深みの世界
第5章 話し手と聞き手の関係性のありようについて
第6章 深みからの夢のイメージによる癒し

著者等紹介

山愛美[ヤマメグミ]
京都市生まれ。1987年、京都大学大学院教育学研究科博士課程学修認定退学。京都大学博士(教育学)。臨床心理士。2002年、日本心理臨床学会奨励賞受賞。現在、京都学園大学人間文化学部・人間文化研究科教授。臨床心理学専攻
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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掘り下げていくというよりは、言葉に外側から説明を継ぎ足してイメージを膨らませたような印象を受けた。論文で読みたい。2015/06/23

みどりご

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心理臨床は言葉を通して、心の深みに降りていく。そのことの難しさ、厳しさを感じる本であった。一歩一歩着実に臨床はしなければならないのだろう。2024/08/11

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