心理言語学を語る - ことばへの科学的アプローチ

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心理言語学を語る - ことばへの科学的アプローチ

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  • サイズ A5判/ページ数 422p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784414306323
  • NDC分類 801.04
  • Cコード C3011

出版社内容情報

私達はどのように考え、コミュニケーションしているのか。言語の心理学の主要なテーマを網羅し、多様な議論を整理した、優れた解説書人はどのように言語を話し、聴き、読み、そして学ぶのか。本書は実験的アプローチを用いて、言語がどのように科学的に研究が可能か、またこれらの実験に基づいて、どのように言語処理のモデルを構築できるかを示しながら、上記の疑問に答える。さらに、子どもの言語獲得、脳科学との関連、失語症等の言語障害など、現代心理言語学の主要テーマを網羅し、多様な論点を整理している。近年、この分野の研究は盛んであるが、実験心理学の立場から体系的に書かれたテキストは少ないなか、本書は最新の解説書として優れており、関連分野を専攻する学部生レベルから読める入門書である。

序  文



第1章 言語の心理学

 言語とは何か/言語はどのように異なるか/言語はいくつあるか/英語はどのように変化してきたか/言語はどのように変わってきたか/言語はどこから発生したか/心理言語学をどのように研究するか/説明とは何か/統計学的モデルとは何か/心理言語学における論点は何か



第2章 動物のコミュニケーション

 動物はどんなふうにコミュニケーションするか/サルは何を語るか/クジラとイルカは言語を用いるか/動物に言語を教えられるか/オウムはしゃべれるか/チンパンジーではどうか/ワシューは何を知っていたのか/なぜカンジが重要なのか/なぜ動物は言語がうまくないのか



第3章 子どもの言語獲得

 子どもはいつ言語を学習するか/人間の胎児は言語を学べるか/なぜ赤ん坊は無意味な音を発するのか/小さい子どもはどのように音声を分割するのか/最初に学習する語彙は何か/子どもはどのように語彙を学習するのか/大人は子どもにどのように話すのか/子どもはどのように文を組み立てるのか/言語習得はいつ止まるのか/人間はなぜ言語を話さざるをえないのか/ピジン語とクレオール語の違いは何か/言語をどのように学習するのか/生得的な知識は必要か/特異的言語障害はあるのか/言語獲得に臨界期はあるのか/バイリンガリズムとは/二言語習得はよいことか/第二言語を学習する最良の方法とは



第4章 思考と言語

 思考とは何か/言語発達は認知発達に依存するか/言語発達は社会的発達に依存するか/言語は特別な独立モジュールか/Sapir-Whorf仮説とは何か/色をどう呼ぶかということから何が学べるか/言語は記憶と推論に影響するか/言語の使い方には現実的な意義があるのか/私たちはカテゴリーで考えるよう強いられるのか



第5章 意  味

 意味の意味とは何か/イヌとは何か/意味はネットワークで表現されるか/意味的特徴とは何か/私たちはどのように意味記憶の中を探すのか/神経心理学は意味について何を教えてくれるか/認知症で上手くいかないことについてどのように説明できるか/意味記憶はどのように構造化されているか/意味についての統計モデルとは何か/基盤化とは何か



第6章 単語認知と失読症

 どのように発話された語を認知するのか/どのように読むのか/読みの二重経路モデルとは何か/脳損傷は読みについて何を教えてくれるか/二重経路モデルの問題は何か/読みのトライアングル・モデルとは何か/語を理解するために発音する必要があるか/速読は有効か/アルファベット法則とは何か/音韻意識とは何か/読みを学習する最もよい方法は何か/発達性失読とは何か/発達性失読の原因は何か/私たちは曖昧語をどのように理解するか



第7章 文章理解

 文法的曖昧性とは何か/どのように一時的曖昧性に対処しているのか/どのように句を付加する場所を決めているか/複数の制約はどのように働くのか/理解したことの中の何を覚えているか/どのように文脈を利用しているのか/言外の意味をどのようにくみ取るのか/なぜ世界のモデルを構築することが重要なのか/言語を使って何ができるのか/どのようにして新情報を旧情報に結びつけているのか/どのようにして物語のモデルを構築しているのか/言語の中のユーモアはどこからくるのか



第8章 発話と失語症

 間違いから学べるのか/Garrettの言語産出モデルとは/どのように単語を検索するのか/なぜ時々のどまで出かかっているのに思い出せないことがあるのか/どのように文を作るのか/どのように会話をコントロールするのか/脳損傷はどのような影響を言語に与えるのか



第9章 終わりに

 言語に性差はあるか/加齢は言語に影響を与えるか/再び問題は何か/脳に言語処理の「グランド・モデル」はあるか/未来はどのようなものか



読書案内

用語解説

文  献

監訳者あとがき

索  引



訳者

川?惠里子【序文、第1章、第9章】

井関龍太【第2章、第4章】

星野徳子【第3章、第8章】

猪原敬介【第5章】

小林由紀【第6章】

大石衡聴【第7章】


トレヴァー・ハーレイ[ハーレイ トレヴァー]
著・文・その他

川? 惠里子[カワサキ エリコ]
監修

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三月うさぎ(兄)

0
著者はコネクショニスト・モデルのひとのようだが、単純に計算論バンザイではなく広範囲な心理学(フロイトの言い間違いまで)と言語学を解説・吟味・比較しているし、(多分)くだけた文章でフレンドリーに語りかけていると思うので、入門書としては最適。と言いたいところだけど、翻訳がちょっとあれで…。でも、コネクショニスト・モデルの中でも二重経路カスケード・モデルとトライアングル・モデルが実際の脳損傷による言語障害をどう説明できるかで脳機能を炙り出すところなどは本当に(多分)面白い(はず)。あと、ピンカーが大好きらしいw2023/08/16

Madeline Usher

0
著者は心理言語学に関して、もう一冊のイントロダクションがある。比べると、こっちのほうがもっと簡略だが、少し不明なところもよくある。機会があれば直接にあっちを読んだほうがいい2020/08/16

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