内容説明
幸福とはいったい何か、何によってもたらされるのか、またなぜある人びとは他の人びとより幸せなのか。本書で著者アーガイルは、幸福の源泉を探るというこの魅力あるテーマに正面から取り組み、〈人生に対する総合的満足度としての幸福感〉との観点から、幸福感をもたらす主要源泉についての新理論を提示する。
目次
第１章 人びとはどれほど幸福か
第２章 社会的関係
第３章 仕事と失業
第４章 余暇
第５章 経済的裕福度と階層および文化
第６章 人格
第７章 歓喜
第８章 人生に対する満足感
第９章 年齢差と性差
第１０章 健康
第１１章 幸福の増進
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Supernamako
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幸福度を測るための調査法から始まり、様々な要素と幸福感の関係について非常に詳細に分析されており、大変参考になった。ただ自分に回帰係数についての知識がなかったので、どれくらいの値だと大きく関連してると言えるのか、というのがよくわからず、回帰係数を用いて説明している事柄については幸福関係度の大きさが捉えにくかった。 最後の章では幸福度を上げるための認知療法について解説されていた。認知を改めるのは大変難しいものだと思っていたが、なるほどこの方法なら認知を変えられそうだと感じた。2013/05/03
