出版社内容情報
驚き、恐怖、嫌悪、怒り、幸福、悲しみの基本的感情の表情のちがいを、顔の三領域の組合せにより解明。
1 はしがき
2 顔にあらわれる感情表出を理解するとき、なぜまちがいが起こるのか
3 感情をあらわす顔の表情研究
4 驚き
5 恐怖
6 嫌悪
7 怒り
8 幸福
9 悲しみ
10 顔の練習
11 偽りの顔
12 自分の顔の表情を検査する
13 結論
P.エクマン[エクマン,P.]
著・文・その他
W.V.フリーセン[フリーセン,W.V.]
著・文・その他
工藤 力[クドウ ツトム]
著・文・その他
内容説明
表情には万国共通性がみられる。表情研究に関して第一級の研究者である著者たちは、驚き、恐怖、嫌悪、怒り、幸福、悲しみの基本的感情が表情に現われる様子のちがいを、顔の3領域の組み合せにより解明した。また、感情の隠蔽、擬態、中立化など欺瞞に特徴的な表情の手掛り(サイン)が詳述されている。本書は、医師、カウンセラー、セールスマン、教師など対人接触にたずさわる人たちが、自他の表情に精通するための格好の入門書である。
目次
顔にあらわれる感情表出を理解するとき、なぜまちがいが起こるのか
感情をあらわす顔の表情研究
驚き
恐怖
嫌悪
怒り
幸福
悲しみ
顔の練習
偽りの顔
自分の顔の表情を検査する
補遺(顔の青写真;第10章の練習写真;記録と判定用紙)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shunsuke
3
表情の古典でありながら非常に実践的で示唆に富む良書。巻末にある表情テストはまだ訓練していないが、折を見てやりたいと思う。普段人の表情にそれほど注意を払っていないことを痛感した。手元においてたびたび見返したくなる本。2015/03/20
ダンスにホン!ころりん
2
19870410第1刷発行 110125(13刷)121226読了 三年目にしてようやく読めたエクマン博士の本 Lie to me嘘は真実を語る を見たくなった。あの番組はこの本の参考ドラマと言えるほどの仕上がりだったなぁ。2012/12/26
抹茶ケーキ
1
表情研究で有名なエクマンの一般書。「こういう感情を持つとこういう表情になる」みたいな記述が続くけど、これ実証されているんだろうか。されているとしたら、心理学では「そもそも感情とは何か」みたいな水準で議論が錯綜している段階なのに、どうやって実証したんだろう。2019/09/02
たこ焼き
0
面白い。漫画家などが人の性格を描写する力は、表情分析力に基づいているのではないか。(そのキャラクターの表情を通して、その性格や感情の動きを表現しているので)2017/02/26
Takenori Kuriya
0
まず、表情が学問になっていることに驚きました!表情に種類があることや感情は0.2秒以内に表出することなど興味深い内容で、表情と感情について知りたいならこの一冊だと思います。実際に活用するには練習が必要ですが、知識としてあるだけでもボディランゲージを読み解く助けになると思います。ただ、人によっては退屈な文章だと感じるかもしれません。
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- 和書
- 非栄養素の分子栄養学