心の傷を担う子どもたち - 次代への治療教育と藝術論

心の傷を担う子どもたち - 次代への治療教育と藝術論

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  • サイズ A5判/ページ数 229p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784414202106
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0037

出版社内容情報

◇ 解 説 ◇
障害を持つ子どもたちや非行に走る子どもたちは、心に深い「傷」を負っている。彼らは私たちが受けるべき傷を肩代わりしているといえる。したがって私たちは、彼らの「痛み」がなんであるかを問いかけ、彼らの心の声に耳を傾けなければならない。現代日本の教育の問題点を明らかにし、子どもを尊ぶ教育文化の真の再生とそのための藝術の有り方を提言する。

◇ 目 次 ◇
第一部  対 談
1 「演劇的知」と「臨床の知」ならびに「南型の知」へ
2 悪を見つめること、病いを癒すこと
3 治療教育による文化の再生

第二部  教育について
4 哲学者の眼から
5 治療教育の観点から見た神戸の事件
6 文化の核心としての「治療教育」
7 日常生活における子どもと藝術

◇ 著 者 ◇
なかむらゆうじろう|哲学者。明治大学名誉教授。
かわてたかひこ|藝術・言語テラピー研究所「靑い丘」主宰。言語テラポイト。演出家。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シフ子

2
37034ナ 哲学者と藝術・言語テラピー研究所主催者の対談。暴力を振るう子供の話を聞き「治療教育」を知りたく読む。非行とは障害 胎児・乳幼児期の環境 時代と民族性 万人の心に潜む悪の3つの原因がある。胎児・乳幼児期の家庭不和や母体の薬物・アルコール摂取は 子の精神性をも著しく傷つけ非行に通ず。能率・成果主義は 教育の荒廃をもたらした。都市合理化の歪が非行であり特定の人間の問題として処理できない。人は易きに流れる悪があることを認識し 世の風潮に流されないよう母子関係から発する豊かな藝術教育が要るとのこと。2011/03/19

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