内容説明
柳生宗矩へ宛てた禅僧沢庵の至言が、今蘇る。現代に残る「不動智神妙録」の写本を全編掲載し、現代語訳とともに、身体心理学者であり武道家でもある著者が解釈を添える。「マインドフルネス」をキーコンセプトに、武道(空手)の鍛練と坐禅という実践的営みがまったく一致することを見出し、公刊してきた著者が、ストレルフルな現代社会をしなやかに生きるうえでの処世訓として、沢庵の言葉を読み説く。
目次
無明住地煩悩
諸仏不動智
間不容髪
石火之機
心の置所
本心妄心
有心之心、無心之心
水上打胡蘆子、捺着即轉
応無所住而生其心
求放心
著者等紹介
湯川進太郎[ユカワシンタロウ]
1971年愛知県名古屋市生まれ。1994年早稲田大学第一文学部哲学科心理学専修卒業。1999年筑波大学大学院博士課程心理学研究科修了。現在、筑波大学人間系准教授、博士(心理学)、糸東流空手道七段、日本感情心理学会理事長。専門:身体心理学、感情心理学、東洋思想文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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