出版社内容情報
日本の歴史上、「悪人」のレッテルを貼られた人物は少なくない。平氏政権を樹立し、我が世の春を謳歌した平清盛。「殺生関白」の異名をとった豊臣秀次。賄賂政治の権化とされてきた田沼意次。赤穂浪士によって討たれた吉良上野介…。本書では、従来の人物像に惑わされずに、彼らについて語られた史料を精査し、そこから浮かび上がる実像に光を当てた。はからずも悪評を被りつづけた者たちから見た日本史のサイドストーリー大全。
内容説明
日本の歴史上、「悪人」のレッテルを貼られた人物は少なくない。平氏政権を樹立し、我が世の春を謳歌した平清盛。関ヶ原の戦いの最大の裏切り者・小早川秀秋。暗愚な将軍といわれてきた犬公方・徳川綱吉。幕末動乱期の「死の商人」とされるトーマス・グラバー…。本書では、従来の人物像に惑わされずに、彼らについて語られた史料を精査し、そこから浮かび上がる実像に光を当てた。はからずも悪評を被りつづけた者たちの立場から「もうひとつの日本史」を楽しむ一冊。
目次
第1章 その「歴史評価」には裏がある(“逆賊”蘇我入鹿からみた「乙巳の変」と蘇我本宗家の滅亡;「悪逆無道の権力者」で片付けられない平清盛のもう一つの貌 ほか)
第2章 その「敗因」には裏がある(蝦夷からみた坂上田村麻呂の東北地方制圧の真相;桶狭間の戦いで織田信長に敗れた“愚将”今川義元の弁明 ほか)
第3章 その「大事件」には裏がある(織田信長からみた「比叡山焼き討ち」の真実;逆臣・明智光秀の評価を覆す「本能寺の変」の動機の謎 ほか)
第4章 その「行動」には裏がある(源頼朝が弟・義経を討ち取るに至った見えない事情;応仁の乱のきっかけをつくった足利義政は、本当に「行動しないリーダー」だったか ほか)
第5章 その「悪い噂」には裏がある(乱世の梟雄・松永久秀がなした「人のやれぬ三つのこと」の裏を読む;「殺生関白」とあだ名された豊臣秀次の隠された実像 ほか)
感想・レビュー
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すうさん
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