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出版社内容情報
渡る世間に菜根譚! 『菜根譚』は、400年前に中国で書かれた処世訓です。日本には江戸時代に伝わり、とくに仏教関係者に高く評価され、庶民に広く読み解かれました。儒教・仏教・道教の教え=東アジア最強の智者、孔子・ブッダ・老子の教えがつまった『菜根譚』は、日本人に最も合った処世訓として、時代を越えて読み継がれています。
本書は、そんな『菜根譚』の言葉から、現代を生きぬく知恵を、現代を代表する若手僧侶である著者に説いていただいた一冊。不遇や逆境にあっても、周囲の人や環境がどれだけ汚れているように見えても、その真っ只中で、それらにまったく影響を受けず、心を清らかに生きぬく。「世間に染まる」か「世間を逆恨みする」かにズボッとはまりがちな現代人に有用な第三の道を提示します。
内容説明
日常の事柄を他人を傷つけずに調和して行えるなら、そこに真の道がある。つながらなくても、いい関係。つながらないから、いい関係。人間関係で、もう苦しまない。
目次
第1章 世間との関係を捉え直す―世間との正しい距離感がわかると疲れない(己の道をまっとうする―世間の価値観から離れる;周りに合わせすぎない―非難を恐れて自己を見失わない ほか)
第2章 世間に染まらず、世間を生きぬく―“仏教の目”を知れば、「苦しい」「つらい」はきれいさっぱり剥がれ落ちる(世間における心の持ち方(自然体である―心をうまく操作できないもどかしさという錯覚に気づく;主観から離れる―自分の歪んだ認知に気づく ほか)
世間における身の処し方(人に騙された、陥れられたとき 自動的に反応しない―渡る世間は嘘ばかり 相手と自分の心を客観的に眺める癖をつける;苦手な人、尊敬する人に接するとき1 自分を高めも低めもしない―他人の欠点が目についたときこそ業をよくする好機 「君子」の前でこそ自分の「小人」レベルが試される ほか))
第3章 世間を超越する―どんな環境にいても、どんな状況にあっても、それらにまったく影響を受けず、満ち足りた心でいる(心を観察する―「私」が煩悩を生み出すメカニズムを知ると、煩悩が手放せる 私の感情がなければ、苦しむ私もない 無我の境地に「なる」?心の究極の清らかさに気づく;ありのままを見る―錯覚で歪められていない智慧そのものを見る「観」 ほか)
著者等紹介
小池龍之介[コイケリュウノスケ]
1978年生まれ。山口県出身。僧名は龍照。月読寺(神奈川県鎌倉市)住職。東京大学教養学部卒。自身の修行を続けながら一般向けに坐禅指導を行う。「島の月読寺」(山口県の離島)では、定期的に瞑想合宿を指導している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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kum
aloha0307
きりん★
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ミー子
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