出版社内容情報
ささいなことで、つい顔を出す「不機嫌」。お坊さんだって不機嫌になりそうな瞬間はあるけど、「ちょっとした考え方で“寸止め”できる」。きれいごとの一切ない語り口で人気の“ほうげん和尚”が、仏教の目的でもある「自分もまわりも心おだやかでいるコツ」を面白おかしく書きました。
内容説明
「人の一生は“機嫌の格差”でこんなに変わるんです」ベストセラー連発の下町の和尚が教える“心の急所”。
目次
1章 一瞬、不機嫌になったっていい
2章 孤独の9割は不機嫌がモトです
3章 “他人の目が気になる”に効くヒント
4章 心のツボを外さない“初動消火”のコツ
5章 「いつも心おだやかに」こそ仏教がめざしたもの
6章 心の風通しがよくなる急所
著者等紹介
名取芳彦[ナトリホウゲン]
1958年、東京都江戸川区小岩生まれ。元結不動密蔵院住職。真言宗豊山派布教研究所研究員。豊山流大師講(ご詠歌)詠匠。大正大学を卒業後、英語教師を経て、25歳で明治以来住職不在だった密蔵院に入る。仏教を日常の中でどう活かすのかを模索し続け、写仏の会、読経の会、法話の会など、さまざまな活動をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
129
「寛」ゆるやかな気持ちで。「百年、夢幻の如し。稲妻の閃きに異ならんや」ちょっとしたことに敏感に反応して不機嫌にならず、心穏やかに毎日を過ごそう。2021/10/04
タルシル📖ヨムノスキー
30
真言宗の住職の著者がいわゆる「不機嫌」とどう折り合いをつけていくかについて、身近な事例を上げながら、優しく語ってくれている本。どうも自分は「こうあるべき」という気持ちがかなり強いようで…。この本が他のいわゆる「自己啓発本」と違うのは、マイナス感情を力技でプラスに変えるのではなく、いかに速やかに「ニュートラル」な状態に持っていくかについて語られている点だと思う。マイナス感情は「悪」ではないし、みんなが普通に、当たり前に持っているもの。だからそれもひっくるめて自分なのだということを心に留めて、一歩ずつ。2023/10/14
shincha
28
著者がお坊さんとは知らずに読みました。人は感情があるから、不機嫌になることは誰でもある。その要因や対処法について、お坊さんの立場から丁寧に伝えている。不機嫌、嫌い、嫉妬、妬み……負の感情が起きたとき、プラスの感情にするのではなく、短時間でニュートラルにすれば良い。不機嫌になる前に、どのように考えたら、その感情になりにくいかを伝えている。社会、家庭、人は1人では生きていけない。なるべく心穏やかに過ごしていける指南書の1つだと思う。読んでほしい人が沢山いるなぁ…あっ、これも自分の心から出る不機嫌の1つだ!2022/01/15
香菜子(かなこ・Kanako)
28
いちいち不機嫌にならない生き方。名取芳彦先生の著書。未熟者、未熟人間ほどいちいち不機嫌になってしまうし、いちいち不機嫌に見えてしまうから、いちいち不機嫌になっていることを指摘されがち。いちいち不機嫌にならない生き方を身につければ、自分にも他人にも優しくなれるし、未熟者、未熟人間扱いされることだってなくなる。不機嫌と絶縁できれば、未熟者、未熟人間とも絶縁できる。 2020/09/26
アイスマン
21
「役不足」とは自分の能力に対して役目が軽すぎるという事。 従って「私が会長なんて役不足です」などは間違った言い回し。 それをいうなら「私が会長なんて力不足です」だ。 2019/09/24