出版社内容情報
科学の分野は日進月歩で新発見が相次いでいるため、物理、生物、宇宙などの各分野では、あなたの知らない新常識が続々誕生しています。「パン生地にも学習能力がある」「ベーコンはタバコと同レベルの発ガン性」「食欲をコントロールしていたのは脂肪」など、思わず人に話したくなる知識が満載です。
内容説明
「金属を身につけていると落雷に遭いやすい」は迷信だった。マンモスの血液を発見!「クローンマンモス」が生まれる?ノンアルコールビールでも酔っ払うことがある?…あなたの科学知識を“最新版”にアップデート!
目次
1章 自然界の新常識(地球の奥深くには大量のダイヤモンドが眠っている;パンの生地にも学習能力がある!? ほか)
2章 人間の新常識(「日光浴は健康によい」はウソだった;がんも予防接種で防ぐ時代になる ほか)
3章 宇宙の新常識(火星で発見された有機分子は生命体がいた証拠になるか;衛星タイタンにも季節があることが判明する ほか)
4章 技術の新常識(携帯電話の音声は「よく似た別の声」だった!;自動運転車が普及して渋滞は過去のものになる ほか)
5章 物理学の新常識(日本人が113番目の元素「ニホニウム」を発見した;クレジットカードは素数によって守られている ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kitten
14
図書館本。うーん、思ったより面白くなかった。「ほんまでっか?」というノリ。小ネタ雑学集、とも言える。専門分野以外のところは、あまり興味がなかったりするし、自分の専門のところだと、不正確な記述が気になったりする。軽い読み物としてはいいかもしれない。2023/08/25
makio37
13
理系に関する新常識を広く浅く。ダークマターが存在しない銀河が発見された、とあった。理解が追い付かないのは、ダークマターのない銀河が存在するということが、逆にダークマターの存在を立証することにもなる、という部分。ダークマターは一般相対性理論を前提とするが、件の銀河の存在により一般相対性理論と対立する修正重力理論が否定されることになるから、とのこと。そもそも、「見えないが質量が存在する」とか、宇宙の物質全体の95%を占めているとか、ダークマター自体が自分の中ではまだ常識ではないのだけれど。2019/10/07
やま
10
知っていることの9割まではいきませんが、知らないこともありました。様々な分野で新たなことが常識になっていますね。携帯電話の音声の話など、面白かったです。2020/01/21
ジコボー
6
新常識、一般にまだ浸透していない、これから常識になっていくであろう科学知識。しかし、“新”常識というのは、常識でないという事でもあります。一般には知られていない多くの科学技術が埋もれてしまっています。ネットにより、ほとんどの知識が誰にでもアクセスできるようになった世の中ではありますが、それらをどう結び付けてイノベーションを起こせるのかが、現代の課題なのだと思います。2019/12/22
にゃーごん
4
自然界、人間、宇宙、技術、物理学の5章立てで新常識を解説。人間が一番驚きが多かった。日光浴でビタミンDを合成するには1日3分で十分。そもそもビタミンDは食品から摂取できるので、そのための日光浴は不要。むしろ紫外線に注意。発汗によるデトックスは科学的根拠がない。汗を分析しても有毒物質の量はごくわずか。食欲をコントロールしているのは脳ではなく脂肪!視床下部が脂肪細胞からレプチンを受け取らないと満腹にならない。努力できる人間かどうかは生まれつき。そんな…早く努力に効く薬を開発してください〜(TT)2021/03/21