内容説明
道中の「食」の楽しみから、「旅の宿」の泊まり心地、意外にかかる「旅費」のやりくりまで…徒歩と人力で、ぐる~っと日本中をたどった江戸っ子たちの、旅のスケールとだいご味が味わえる一冊。
目次
序章 知るほどに驚きの連続!江戸の旅の基礎知識(徒歩と人力で日本中をめぐった江戸っ子たちの旅行観;江戸時代の国名と現代の都道府県の関係 ほか)
第1章 No.1観光地・お伊勢参りに見る、江戸旅のだいご味(庶民旅行の一番人気が伊勢参りだったわけ―厚い信仰心と、さまざまな条件の融合;江戸流、伊勢参りの楽しみ方―参宮でご利益受け、歓楽街で精進落とし ほか)
第2章 日本一の街道・東海道を旅する楽しみ(江戸随一の大街道は、こんなに大賑わい―伊勢参り客も多数通行;旅の事前準備に欠かせない、「道中記」と「旅行用心集」―諸国隅々まで出回った旅行ガイド ほか)
第3章 お江戸めぐりから京・大坂まで、人気の観光地案内(百万都市・江戸は、大人気の観光地―所用で来た人にも喜ばれた4日でめぐる観光コース;お江戸「四日めぐり」南コース―芝居町、日本橋、江戸城、霞ヶ関、山王御宮、愛宕山、増上寺、築地御門跡 ほか)
第4章 旅日記からたどる、江戸のリアルな旅もよう(江戸の旅日記『西遊草』で、当時の旅を疑似体験―善光寺参りに伊勢参り、金毘羅、厳島、三都めぐり…の欲張り旅行;西遊草エピソード集)
著者等紹介
菅野俊輔[カンノシュンスケ]
早稲田大学政治経済学部卒業。くずし字で書かれた江戸の古文書やかわら版の読解、江戸の女性やエコ生活、エコ的大旅行を語ることに大熱中。現在、東京・神田神保町の小学館アカデミー古文書塾「てらこや」や八丁堀の早稲田大学オープンカレッジ、大手町のNHK学園などで“江戸を楽しむ講座”の講師を務めながら、講演・著述・テレビ出演などで史料にもとづいた「江戸学」の普及にいそしむ“江戸歴史文化研究家”として活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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