出版社内容情報
卑弥呼、応神天皇、聖徳太子、天武天皇、長屋王、藤原良房……その十三人の登場は、古代日本にとってのターニングポイントだった! 存在の大きさが故に謎に包まれた十三人の軌跡を追うことで、日本史の深層に迫ります。
内容説明
邪馬台国の時代から平安末期まで、古代日本を知るのに欠かせない人物たち―。卑弥呼、ワカタケル、応神天皇、筑紫国造磐井、聖徳太子、天武天皇、藤原良房、平将門…。彼らは、そのときどう動き、歴史の流れはどう変わったか。「英雄(ヒーロー)なき時代」だからこそ読みたい人物日本史の決定版!
目次
1章 弥生・古墳時代(卑弥呼―古代史最大のミステリーとなった女王の肖像;ワカタケル―鉄剣に刻まれた謎の名;応神天皇―王朝誕生が持つ意味;筑紫国造磐井―不可解な「内乱」の背景にあるもの)
2章 飛鳥・白鳳時代(聖徳太子―いまだに揺れ続ける実像と『三経義疏』;蘇我入鹿―「臣、罪を知らず」…蘇我氏の無念の裏側;天武天皇―「皇親政治」の謎を読み解く;持統天皇―女帝の系譜からたどる古代日本)
3章 奈良・平安時代(長屋王―呪術「左道」と長屋王を結ぶ線;藤原良房―陰謀と謀略の本当の勝者;平将門―本当に“天下の叛臣”だったのか;源経基(清和源氏)―謎に包まれた“武門”の源流「清和源氏」
高望王(桓武平氏)―北条氏までつながるその系譜を読み解く)
著者等紹介
瀧音能之[タキオトヨシユキ]
1953年生まれ。現在、駒澤大学教授。日本古代史、特に『風土記』を基本史料とした地域史の研究を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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